今日も日帰り新潟行き

今日も2日連続、新潟に往復です。ちょっと疲れ気味です。出発してしばらくぐっすり寝てしまいました。昨日の朝の天気予報では、今日は雨の予定でしたが、今日の朝の天気予報では東京が雨でも新潟は晴れ!ほんとうかなあ、と思いながら出発です。関越トンネルを抜けました。あれっ、小雨だ・・・。でもまあ予定通り行くことにします。行くのは山名もないような小さな山にある早春の花園です。
 歩き始めるころには、薄日が差してきました。ミスミソウは・・・。あっ、開いています。山から下りてきた地元の人が「今年は数年来で一番いいですよ」と言いながら下りてきました。歩き始めると本当に花が多いようです。最初の花園に登りました。するとそこに始めてみた花園と同じくらいのすごい量の花が咲いていました。ミスミソウの花色も白ばかりでなく、色とりどりで、こんなに花があったのか、というほどの花付がよい株ばかりです。暖かく、花はすべて開き、花の絨毯が広がっていました。ここ6年ぐらい毎年のように、このあたりに来ていますが、最初の年と同じくらいいやそれよりも多いくらいの花の量です。日帰りですので、現地に滞在できる時間は3時間ほど。でも、たっぷりの花を楽しみました。残念なこともありました。このあたりで一番大きなひとかかえもある株がなくなっていました。去年にはあったのに・・・。最近掘り取られた跡ではないようです。夏の間に盗んだのでしょう。ここは保護区ですので、植物を取ることは禁止されています。本当に残念です。
 今、帰りのバスの中で書いています。もう雨がどんどん降っています。昨日も寒くて、明日からの天気予報もずっと雨。早春の花は言ってみないとわかりません。今日は、思ったよりもラッキーな一日で本当によかったです。今までラッキーではないことも何回もありました。そこに行って自分の目で見る、このことがとても大事だなと思いました。

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たくさん咲いていたミスミソウ

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雄しべがきれいな白い花のミスミソウ

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自然の花、雪国の早春のお花畑

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ピンク、紺、青、白。色とりどりとはこのことです

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日帰り新潟花の旅

コシノコカンアオイのステンドグラスの天使の輪

 コシノコカンアオイは、カンアオイとしてはかなり大きな花を咲かせます。花の中をのぞくと、暗い中に明るく輪が見えます。何のいみがあるのかはわかりません。明りが入って虫が花の中に入りやすくしているのでしょうか。ちなみに他のカンアオイにもあります。今年はコシノカンアオイの花付がよく、たくさんの花が見られました。

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コシノカンアオイの花は大きい

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ステンドグラスのような光の輪が見えますか


オウレンの 両性花と雄花

 オウレンは、雄しべと雌しべがある両性花と、雄しべしかない雄花があります。どちらもきれいですね。花茎は両性花のほうが太いことが多いようです。
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オウレン別名キクバオウレン

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両性花。中心にある赤茶色の鉤型のものが雌しべ、その周りの白い糸状なものが雄しべ

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雄花には雄しべしかない。はかなげである


日帰り新潟花の旅

新潟県に日帰り!というとけっこう驚かれますが、バスハイクであれば十分可能です。この新潟日帰りは、もう4年目になります。朝、7時30分に新宿駅を出発して、昼ちょっと前、国上山登山口に到着。弁当を食べてから歩き始めます。国上寺は、なかなかいいお寺です。池にはサンショウウオの卵塊がありました。山道に入るとすぐに、コシノコバイモが咲いています。オウレンも花盛りです。今年はちょっと寒いみたいで、カタクリはまだつぼみのものが多いようです。今日は寒いのでどっちにしても花は咲きません。頭の上にはマルバマンサクの花も咲き始めています。途中の尾根で振り返ると、日本海がのんびりとした姿をしています。佐渡は残念ながら見えませんでした。
 さらに階段を登ります。テリハタチツボスミレはまだつぼみも出ていません。オウレンの群落地は、すばらしいのひとこと。ここ数年で一番きれいに咲きまくっています。山頂の少し先で道端にミスミソウがありました。数年前よりもずいぶん花が減っています。寒いので半開きの花が少し去る程度です。日帰りなので無理せずここで戻ります。階段を下るとのぼりの時には見えなかったマルバマンサクの花がたくさん見られました。
 帰りはやはり寺泊で買い物です。アンコウが一匹1500円!さっとさばいてもらいます。おすすめは浜焼きのハチメ。ハチメは油ののった白身魚で、メバルの仲間だ、とのことでした。この後は高速をひた走り、8時30分新宿着。お疲れ様でした。
(NHK文化センター青山教室講師として2010.3.23歩く)

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生田緑地散歩

生田緑地を散歩しました。
しばらく足首の調子が悪く、珍しく何日も自宅で静養していました。
明日からは、文化センターの教室があるし、そのあとにはギリシアへの撮影旅行も控えているし、ちょっと嫌なタイミングです。
今日は、足慣らしの散歩です。

あまり花は多くありません。
タチツボスミレとヤマルリソウが咲いていました。

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マーマネ ハワイ固有の植物 5

マーマネ 

マーマネはハワイ固有の植物です。ハワイ島で、最初に印象に残った固有種です。強い風と霧雨の中歩き始めたハワイの亜高山帯が印象的でした。そんな中静かに咲いていたのがこの花でした。固有種とはいえ、あまりに普通な感じがすばらしいですね。

和名   マーマネ
学名   Sophora chrysophylla
科名   マメ科
花期   一年中?
高さ   3~5m
環境   亜高山帯の林

ハワイ固有種。小葉は13~21枚。マウイ島やハワイ島の亜高山帯で見られる。

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マーマネ。花穂になることもある。葉がかなり厚い

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黄色の花がよく目立つ

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マーマメの鞘。

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オオイヌノフグリの自家受粉

オオイヌノフグリの自家受粉

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元気に咲いているオオイヌノフグリ
雄しべに注目。根元は細いのに、どんどん太くなり、微妙なカーブを描きます

 オオイヌノフグリは身近な植物です。でも花は小さ過ぎるためか、なかなか観察できません。ところが最近、花の超クローズアップ撮影をするようになり、色々な発見がありました。

 今回はオオイヌノフグリの自家受粉です。自家受粉とは雄しべにある花粉が同じ花の雌しべに付いて受粉することです。オオイヌノフグリは、自家受粉する植物として知られています。さて、オオイヌノフグリがつぼみから咲くときは、花弁も、雄しべもいっぱいに開いて咲きます。しかし午後になり気温が低くなると、花は一斉に閉まり始めます。合弁花であるオオイヌノフグリですが、花弁は4つに切れ込みがあり、これによってうまくたたまれ、花が閉まるのです。
オオイヌノフグリはクワガタソウ属です。クワガタとは鍬形のことで、兜につける飾りで、左右に大きく張り出している形が特徴です。クワガタソウ属の植物の多くは、雄しべの形がこの鍬形に似ています。なんでこんな形をしているか、ずっと不思議に思っていたのですが、この形には大きな意味があったことを発見しました。(あくまで私にとっての発見です)花が閉まる時に、雄しべの左右に大きく張った基部が押されて、張り出しのカーブに沿って、雄しべは中心部に向かって動くのです。てこの原理を利用し、力づくで雄しべが動かされるわけです。この時、雌しべが花の真ん中にあれば、無事受粉は成功しますが、ちょっとずれると自家受粉しないこともあるようです。
翌日また暖かくなればまた花は開きますが、おしべは戻りきれないで、中心部に集まっているようです。まれに、雄しべの片方が、翌日まで雌しべにくっついているものも見られます。オオイヌノフグリの動きをみているとなかなか良くできているなと改めて感心します。

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うまく自己受粉に成功したオオイヌノフグリ

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雌しべが下を向いたため、自己受粉はしていない
他の花の花粉で受粉できたのだろうか

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いつまでもくっついはままの雄しべと、雌しべ

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花粉も出し終わり、花弁もぼろぼろ、雄しべ葉めしべに寄ったままの花
萼片は大きく開いている

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イリマ ハワイの植物 4

ハワイの低地には、帰化植物ばかりが繁茂し、ハワイ在来の植物は非常に少ないです。しかし風も強く、乾燥し、塩分が多い海岸の環境にはまだハワイ在来の植物が見られます。このイリマがそうです。一見帰化植物化と思いましたが、ハワイ在来と聞いて急に写真を撮る気になりました。カウアイ島のキラウェア灯台にて。頭の上をアカオネッタイチョウやアカアシカツオドリ、コアホウドリが舞っていました。岬の先端から海を見ていると、ザトウクジラの潮吹きが見え、そのあと数頭のザトウクジラが何度も何度もジャンプを繰り返していました。

和名  イリマ
学名  Sida fallax
科名  アオイ科
花期  一年中だが冬に多い
草丈  30~100cm
環境  乾いた海岸近くや草原、林縁


ハワイ在来の植物で、太平洋の島々に分布する。キンゴジカ属。ハワイ諸島ではこの花をレイに使う。葉の腋から花柄を伸ばした先に、黄色の花をつける。花の直径は3cmほど。

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花つきはいいほう。
地面を這うこともあるが、立ち上がることもある

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花の中心部は色が濃い

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アオイ科らしいしべ


◆ハワイの植物についてもっと知りたい方は、ハワイの植物に詳しい、ハワイ島在住の長谷川久美子さんのブログをご覧ください。

植物写真家高橋修のホームページ フィンデルン

tag : 海外

コア ハワイの植物3

コアはハワイで一番気になる木でした。偽葉への変化はとても不思議です。常緑樹ですが、偽葉も落葉し、登山道に降り積もっていました。コアの木材は木目が非常に美しく、コアの家具などは非常に高価なものだったそうです。

和名 コア
学名 Acacia koa
科名 マメ科
花期   一年中
高さ   30m
環境   湿度の多い森から、乾燥した尾根まで、広い範囲に生える

ハワイ固有の植物でもっとも大きくなる木。アカシア属の植物で、ユーカリの葉のような偽葉を持つ。偽葉は葉柄が変化したもので裏表がない。成長している部分は、マメ科らしい細かい葉がたくさん付く。花はネムノキのようにしべだけで構成され、直径1cmmでクリーム色、球状になる。実はマメらしい鞘ができる。まれに気根をですこともある。材木として珍重され、大きい木はみな切られてしまったようです。

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コアの大きな木。葉はみな偽葉だ。
途中から木根を出すこともあるようだ

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コアの花と偽葉。
ユーカリの葉のように見える

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花は、雄しべと雌しべが発達する

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偽葉と普通の葉が残る中間的な葉




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ヒロハノアマナ・リベンジなるか

ヒロハノアマナ・リベンジなるか

 苦手なものが現れると、できるだけそれに挑戦しようと思っています。だからヒロハノアマナに対する、よくないイメージを払拭したいなあ、と思っていました。
 昨日確認した、今日の天気予報は雨だったので、今日はパソコンに向かって一日仕事してみようと思っていました。ところがなんと朝起きてみると晴天でした。おまけに気温がぐんぐん上がってきます。これなら、前から調べていた東京近郊の自生地の花が開くかも!そう思って昼前に飛び出して行きました。
 そこは今までヒロハノアマナの自生地であることは知っていたのですが、なんとなく自然っぽくないような気がして、行かなかったのです。でも実際行ってみると静かな住宅街に美しい雑木林が残っており、ずいぶんいい場所でした。
ヒロハノアマナは?というとあっけないほどたくさん咲いていました。とてもきれいな花です。葉の白い線が目立ちます。とてもよく保護されており、過剰でもない、いい雰囲気です。この町の人たちが、この植生を深く愛し、一所懸命守ろうとしていることがよくわかります。
昼過ぎから撮影していると、まだ2時過ぎなのにどんどん花が閉じだしました。ずいぶん寒がりのようです。今日は早めに撮影を切り上げました。また来年会おうね。


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たくさんのヒロハノアマナが「コンニチハ」

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葉の表にある白い線

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葉裏には白い線はありません

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ヒロハノアマナ

ヒロハノアマナ狂想曲

 運の悪い、あるいは間の悪い出会いしかできない花ってありませんか。私にとっては、春の花ではヒロハノアマナ、夏の花ではコマクサです。
 数年連続してこの花を追っているのですが、いつも天気が悪かったり、時期が遅かったり、なかなかいい花と出会うことができません。今年こそは、と思って、愛知県の自生地まで高速を飛ばして行きました。
 朝、自生地に到着。あせって探します。カタクリが咲いているのですが、それには目もくれず、ただヒロハノアマナを探しました。アマナに比べると広く、白い筋が目立つ葉があります。花は!あっ、終わっている・・・。
 また失敗。ショックでした。仕方がないのでカタクリなどの花を撮って、ホットケーキを食べて帰りました。間の悪い花ってありませんか。私は今年もヒロハノアマナにふられ続けています。

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何とか咲き残っていた、一輪のヒロハノアマナ。
まだまだヒロハノアマナを求めての旅は続く

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イヌノフグリ

今日は奥多摩にイヌノフグリを探しに行った。適当に見当を付けて新しい場所を探したが、何とか見つけることができた。今年はイヌノフグリ探しは3回目だが、今回やっと花が開いていたので、その分うれしさが増しました。

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イヌノフグリの花は非常に小さく、真剣に探さないと見つからない。
葉っぱがなんとなく肉厚で、ハート形に近いところでまず見つける

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イヌノフグリの花はとても小さい。
平たくなるほど開かない。
花の上部が濃い紅紫色をしている。
花粉は白く米粒型

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イヌノフグリの実


和名 イヌノフグリ
学名 Veronica didyma
科名 オオバコ科
花期 2-3月
草丈 1~2cm
環境民家近くの石垣、岩場、ガレ場、石灰岩地を好む

日本在来のイヌノフグリ。帰化植物のオオイヌノフグリは多く見られるが、イヌノフグリは少ない。花の直径は2mm程度で濃い色の筋がある紅紫色。花びらは4枚あるように見えるが1枚。花はあまり開かないうえ、午後気温が下がるとすぐに閉まる。種はふたつの玉を合わせたような形で、毛が生える。地面にへばりつくように咲き、あまり立ち上がらない。オオイヌノフグリに比べはるかに小さい。葉は肉厚でまばらに毛がある。

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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