八幡平のヒナザクラ

_MG_0353.jpg

 八幡平は何回も歩いています。去年までは、人が多くてあまりつまらない場所だと思い込んでいましたが、昨年は花のコンディションがよく、とてもきれいでしたので見直していた山であります。今年もすごくよい状態でしたので楽しめました。天気も良く展望もありました。でも土曜だけあって、すごい人でしたね。八幡平山頂は非常に人が多いので、その横にあるピークに登りましたが、これがよかったです。

 ワタスゲはきれいな綿のような実をつけます。花のころは小さく、黄色い雄しべがあるだけの地味な花です。中途半端な状態のものもあって、よくわかりました。

_MG_0009.jpg
よく見かけるワタスゲの花
_MG_0152.jpg
ワタスゲの群落とレンゲツツジ

_MG_0344_20100630231926.jpg
ワタスゲの花

 でもやっぱり八幡平の湿原で見過ごせないのが東北だけでした見られない小型のサクラソウのヒナザクラ。白くて小さい湿原を好みます。これを見ないと東北の山に来た気がしません。

_MG_0495.jpg
雪解け後の斜面に大群落となるヒナザクラ

_MG_0520.jpg
中心部が白いところも泣かせます
スポンサーサイト

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 高山植物

秋田駒のタカネスミレ

駒ヶ岳のタカネスミレ Viola crassa

_MG_9636.jpg
快晴のなか、秋田駒の最高点の男女岳に登る

 秋田の人にとって、駒ヶ岳と言えばこの秋田駒ヶ岳しかありません。だから、秋田では秋田駒とは呼ばずに、ただ愛情をこめて「駒ヶ岳」と呼びます。さまざまな東北弁が飛び交い、登っているのもほとんど東北の人。この山は高山植物が多いことで有名ですが、なかでもすばらしいのが6月中~下旬のタカネスミレの大群落です。横岳の南斜面の大焼砂と呼ばれている火山礫の斜面に大群落をなし、ここはコマクサの群落でも有名です。あと2週間もすれば、コマクサの優雅なピンクと草色のコントラストに赤茶色の火山礫を彩ることでしょう。
 タカネスミレは、高山性のスミレで、東北の高山に分布します。近縁種に八ヶ岳のヤツガタケスミレ、北アルプスのクモマスミレがあります。キバナノコマノツメに似た黄色い花のすみれです。駒ヶ岳には両種が生えていますが、タカネスミレは葉の基部が丸まり、葉色が濃緑で、葉質が暑く硬く、葉脈のくぼみが目立つところが見分けるポイントです。キバナノコマノツメの葉色は草色で、軟らかく薄いので、葉をやさしく触るのが一番確実な違いですね。
 タカネスミレの花期に合わせてもう3度も登っていますが、いつもタイミングが会いません。今回はまあまあですかね。なぜか、それ以外の高山植物は端境期になっていたみたいで、花は咲いていることは咲いているのですが、感動的なほどではありませんでした。

_MG_9828.jpg
斜面を埋める黄色いタカネスミレ。すごい数でした

_MG_9819.jpg
何とか一輪咲いていたコマクサ_MG_9680.jpg

テーマ : 自然の写真
ジャンル : 写真

tag : 高山植物

乳頭温泉の植物

_MG_9466.jpg
乳頭温泉にあるブナの林

しばらく、東北の山の中にいて、ブログの更新ができませんでした。

6月後半になると、高い山に登って高山植物のお花畑の中でのんびりしたくなります。と、書いてみましたが、実際お花畑の中にいると、コーフンしまくって写真を撮りまくり、レンズを変え絞りを変え、ガチャガチャやってのんびりなんてできませんね、きっと。
 今回は栗駒山山麓、乳頭温泉の林、秋田駒、八幡平、早池峰山と東北の山巡りを楽しみました。どの山もいい山でした。天気もまあまあで、日焼けしてしまいました。鼻の頭は真っ赤です。
 さて、秋田駒の目的はタカネスミレ。何回か行っていますが、なかなか花のベストなタイミングには合いませんでした。でも今回はよかったです。順番で写真もお見せしますね。早池峰山は、ヒメコザクラが目的です。でも花は終わっていて、まったく見られませんでした。残念です。再チャレンジが必要です。目的にしていなかったハヤチネウスユキソウがよく咲いていました。

 では、前回アップできなかった乳頭温泉の植物です。日本海側の春の植物と、高山植物が混じって咲く、なかなかいいフブナの森です。以前、J.A.さんに教えてもらったとってもいい場所です。

_MG_9485.jpg
コケイラン  Oreorchis patens
笹のような細い葉は、マイヅルソウの葉に隠れて見えていません

_MG_9441.jpg
コケイランの花のアップ

_MG_9312.jpg
ヒメモチ Ilex leucoclada
雌雄異株。常緑で、積雪時には雪の重みで地面に這ったような状態になる。

_MG_9276.jpg
ヒメモチ雄花。雌しべは小さく、その周りに蜜がある。雄しべは比較的大きい

_MG_9357.jpg
ヒメモチ雌株。大きなめしべが目立つ

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 里山

乳頭温泉

 今日は秋田に来ています。乳頭温泉に行きました。とは言っても温泉には入っていません。もちろん植物の撮影のために歩いているのです。ここにはギンリョウソウがたくさんありまあす。タニウツギなどの花も咲いています。ハクサンチドリなど高山植物もありまます。ヒメモチやヒメアオキも花盛り。ツタウルシの地味な花も咲いています。暑くもなく、寒くもなく、涼しい風が吹いて、ブナの梢がザアザアと音を立てています。特によかったのはコケイラン。たくさん花が咲いています。今日はのんびりした時間が流れています。
 さっき温泉に入りました。いい湯です。お肌はすべすべです。晩御飯食べ過ぎて、おなかはパンパンです。サッカー日本代表のデンマーク戦はこれからですが、ちょっと起きていられそうにありません。でも、がんばれ日本!

今日は写真はありません

世界谷地のニッコウキスゲ

今日からしばらく東北にいます。
今朝は寝坊した上天気が悪かったので、予定してた栗駒山に登るのはやめて、山麓にある湿原の世界谷地にいってきました。
例年では6月下旬にニッコウキスゲが咲く、とのことでしたが、今年の開花は不順です。
さて、今回はどうでしょうか。

_MG_0950.jpg


きれいでした。
だれもいませんでした。
花と私だけ。
ニッコウキスゲはまだ咲き初めで写真は撮りにくい状態でしたが、いいもんですね、
ギンリョウソウの花が咲く、美しいブナの森を抜けると、湿原に出ます。
木道のそばにたくさんのニッコウキスゲが咲いています。
濃い赤紫のサワランも咲いていました。

_MG_0907.jpg

明日から、NHK文化センターの特別講座です。
どんな花と出会えるか楽しみですね。

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

ひたちなかのオオウメガサソウ

日本では自生地の少ないオオウメガサソウを見に、茨城県に行きました。
普段は入れない場所にあるのですが、この花の咲く時期だけ現地で観察会という形で公開しています。
ボランティアの方の解説でしたが、おもしろかったです。
ただ時間が45分程度で、他にも数人参加者がいるため写真を撮っている時間が足りなかったのが残念です。
とはいってもたくさん写真は撮りましたけどね。
いつも連れて行く立場なので、連れて行って説明を受けるのはいい勉強になります。

_MG_0309.jpg

_MG_0344.jpg


とにかく、かわいい花ですね。
薄いピンク色で、下を向いていて。
それでいて、雌しべなんかはダイナミックな形をしています。
ほかにもハナハタザオやハマヒルガオなどすてきな花が多かったです。

ひたちなか、いやあいいところですね。

オオウメガサソウ
Chimaphila umbellata
このオオウメガサソウ、イチヤクソウ科と思っていたら、新しい分類ではツツジ科に入っていますね。イチヤクソウ科はツツジ科に引っ越しです!

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 里山

かわいいもの

モグラの子供?違います。これは何でしょう?

_MG_0049.jpg

代々木公園でかわいいものを探してきました。
穴から顔を出したモグラみたいです。

これ、何だと思いますか?
ちょっと引いて撮ったのがこれです。

_MG_0108.jpg

こっちも同じ枝についています。
これも変なものですね。
_MG_0087.jpg


答えは、マテバシイの雌花でした。
写真の下のほうに今年の秋に実る、去年のドングリが見えています。
_MG_0115.jpg


●ボタハイ 通信
八幡平のおひるごはんは、ホテルで弁当ができません。このため、八幡平山頂レストハウスの軽食コーナー時間をとって昼食を食べる予定です。(オススメは稲庭うどん)もちろんパンなどを事前に用意していただいてもOKです。

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 公園

礼文島の花旅

momoiwa rebun hokkaido_06-10-10_26068
海と利尻岳とエゾノハクサンイチゲ

礼文島の花旅

 礼文島は、花好きにはいい島です。一週間滞在しましたが、その間に花はどんどん変わって行きましたので同じ場所を歩いても、違う花も見られます。花が大きくて元気なのもいいですね。高山植物が標高が低い場所で見られるため、楽に高山植物の撮影もできるし、海と高山植物などの撮影も可能です。
 ウニをはじめ、ご飯(とくに海産物)がおいしいし、いい人ばかりでした。(今まではあまりいいイメージがなかったのですが)悪い面があるとすると物価が恐ろしく高いこと。旅行するには時間的に色々制限があること。くらいです。
 季節的には楽しいのは、まずレブンアツモリソウ咲く5月下旬~6月上旬。この時期には春の花と初夏の花の両方が楽しめます。次はレブンウスユキソウ咲く7月上旬。このころにはエゾキスゲ、レブンキンバイなど大型の高山植物が咲き誇り花の種類も多くあります。8月秋の花のころも面白そうです。
 礼文島の気候として特徴的なのは、風が強いことと、霧が出やすいこと。こればかりはどうしようもありません。日程に余裕を持ったほうがよいでしょう。今回晴れたのは3日間だけでした。
 でもやっぱりいいところです礼文島は。またいってみたいですね。

gorota rebun hokkaido_06-06-10_24403
レブンアツモリソウは蕾のものも多くちょうどよい状態だった

momoiwa rebun hokkaido_06-10-10_25981
桃岩歩道。数年前に比べると通して歩く人はずいぶん減ったようだ



●礼文島のお話はここでおしまいにします

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 高山植物

梅雨時期の三ツ峠

_MG_9861.jpg

梨県の花の、三ツ峠に登ってきました。
梅雨入りしていましたとは思えないような、晴れた日になりました。
木漏れ日が輝く、新緑が美しい林を歩き、気持ちのいい歩きとなりました。
最初ちょっと暑かったですが、頂付近は涼しかったです。
頂に春三ツ峠荘の中村さんに、三ツ峠の植物のお話を聞きました。
三ツ峠には貴重な植物が多いのですが、中村さんは多大な手間と時間をかけて植物保護をされておられます。
この努力がなければ、すばらしい三ツ峠の自然はただの昔話になっていたことでしょう。
ありがたいことです。

ヒメムヨウランやツルシロカネソウ、ユキザサ、ハルナユキザサ、クロイチゴ、キバナノコマノツメ、ズミなどたくさんの花が見られました。地味ですがどれもすばらしい植物ばかりです。

_MG_9661.jpg
ツルシロカネソウ

_MG_9651.jpg
花のアップ。花弁の先が杯のようになっている

_MG_9653.jpg
花びらの外側はうっすら紫色がかる

_MG_9651 22
花弁の拡大写真

ツルシロカネソウ(シロガネソウ)Dichocarpum stoloniferum
キンポウゲ科。黄色いのは花弁で、白い花びら状のものは萼片、雄しべは白くたくさん出る。雌しべは雄しべに隠れているが2個。



10.06.16NHK文化センター青山教室「関東ゆっくり山歩き」講師として歩く

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag :

伊豆半島 下田の海岸植物

南伊豆の海岸を歩いてきました。
目的のひとつにスカシユリがあったのですが、今年の開花は例年より遅く、まったく咲いていませんでした。
それでも、春の花はたくさんあり、気持ちのいい青空の下歩くことができました。
タイトゴメ、イヨカズラ、ハマナデシコ、イズアサツキ、ハマナデシコ、ツルナ、ハマボッスなどなど。
どんどん花が出てきます。
帰りには小木曽のひものを買って、きれいな駿河湾をバスの中から眺めました。

_MG_9378.jpg
イヨカズラ キョウチクトウ科カモメヅル属 (ガガイモ科)
海岸に降りると、小さな花が迎えてくれた

_MG_9398.jpg
カモメヅル属らしい花のアップ

_MG_9372.jpg
タイトゴメ(大唐米)
多肉質の葉を米粒にたとえた

_MG_9376.jpg
タイトゴメの花のアップ






2010.06.15NHK文化センター青山教室の講師として

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2010年06月 | 07月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -


最新記事
プロフィール

高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード