谷川岳登頂と谷川岳固有種

谷川岳登頂

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谷川岳山頂。双耳峰のオキノ耳からトマノ耳を望む

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谷川岳肩の小屋からのミヤマシシウド(葉の裏面葉脈上に毛がある)

 この日は、NHK文化センターの「関東ゆっくり山歩き」の講座の集大成ともいえる、谷川岳に登頂しました。4年前にこの講座を始めた時には、「これから大丈夫だろうか?」と思っていたこの講座でしたが、時間がたつにつれ受講生もだんだん山に慣れていき、ついには谷川岳に日帰りで登れるくらいにまでなったたことは、講師としてずっとやってきて本当にうれしかったです。受講生のみなさん、ありがとうございます。途中、花を見たりしながら、景色を楽しみながら、充実したいい山登りでした。
 
 花もたくさんありましたが、修理から戻ってきたばかりの愛用のレンズ、シグマ70mmマクロが故障して使えなかったのはまことに残念です。しょうがないのでFE17-40mmLレンズで撮影しましたが、何ともしまりません。
まさか修理されているレンズが故障しているとは思いもしませんでしたので、サブレンズを持っていませんでした。

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しょうがないので、受講生のMさんにマクロレンズを借りて撮影したアリドウシラン

 それでも非常にいい状態のシブツアサツキも咲いていたし、咲き終わりにしてもホソバヒメウスユキソウもあったり、アリドウシランが咲いていたり、なかなか楽しかったですね。花が多くて、高度感があって、谷川岳は「近くていい山」です。

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ステキなシブツアサツキ。葉が細いのが特徴

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ヒメシャジン。萼片が細く、鋸歯がある

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ノギランがたくさん咲いていた

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意外と人気のない花だが、花をアップにするととても美しい
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テーマ : 自然の写真
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tag : 高山植物

山梨県乙女高原のキンバイソウ

梨県乙女高原

 梨県の乙女高原は、奥秩父の前衛峰的な存在です。もともとはスキー場だったのですが、夏には高茎草原となり美しい花が咲き揃うようになったため、スキー場が閉鎖された今も、地元の方々の努力によって今も草原が維持されています。この時期の目的はなんといってもキンバイソウです。地の草原が少ない現在では貴重な花となっています。私の花の歴史は高植物から始まっています。このため高植物のシナノキンバイはよく見たことがありますが、いまだキンバイソウは私にとっては新鮮な出会いの花なのです。
 バスで乙女高原の駐車場へ。ここから高原を散策します。駐車場からも見ることができるキンバイソウ。ゆらゆら揺れるはクガイソウ。そろそろと花を見ながらのんびり歩きます。先週から日本列島は猛暑に覆われていますが。この高原は涼やかな風が吹き、とってもいい気持です。
 花の種類はたくさんあります。このNHK文化センターの講座はもう5年目なのですが、うれしかったのは、受講者がどんどん自分で花を見つけて「これ何ですかー」と質問してくることです。はじめは「ここに花がありますよ」と言っても「どこですかー」と分からなかったのが、ずいぶんな進歩です。

キンバイソウ Trollius hondoensis
キンバイソウ属のこの花は、変わった構成をしています。花びらは萼片で、その内側に退化したような花弁があり、さらにその内側が雄しべ、中央にいがいがのようにあるのが雌しべです。草丈は1m以上にもなる大きな草で、とても目立つオレンジ色です。

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乙女高原に咲くキンバイソウ

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キンバイソウの花のアップ

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キンバイソウの葉


タチフウロ Geranium krameri
高原に生えるフウロソウ。長野県の霧ケ峰などで見たことはあるが、それほど数は多くない。
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なよなよしたkん時でポツンポツンと咲く

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花は平開し濃い筋が入る

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茎に下向きの毛が密生するのも特徴のひとつ

テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag :

甑島旅情

そんなわけで甑島の旅は楽しかったです。

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パッションフルーツは今まで何回も食べましたが、今までで一番おいしいものでした。
完熟で、木から下にポトンと自然落下したものです。
酸っぱさと、少しの甘さと、すばらしい香りに包まれます

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長目の浜。
ここにある貝池には、30億年前から生き残っている硫化水素を使って生きるバクテリアが生息しています。
世界の湖沼では数ヶ所からしか見つかっていない非常に珍しい生態系です。

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武家屋敷跡の石垣にもカノコユリが植えられています

テーマ : お散歩写真
ジャンル : 写真

tag : 離島

花の甑島

甑島はカノコユリだけの島ではありません。
色々と他にも花ははあります。

中でも御きれいだったのが、九州の海岸に分布するニシノハマカンゾウ
葉は常緑で、燈色がかり、花期が6~7月と早いことが特徴です。
よく、カノコユリと混生していました。
まあ、カンゾウ類は皆よく似ていますが。
海岸近くの断崖や、草地に生えていました。

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カノコユリよりも少し花期が早く、この花が満開の時にはカノコユリは蕾


もうひとつ大変うれしい出合いは、ハマトラノオ
最初には花穂は一本しか見つかりませんでしたが、のちに数株花穂を付けているのが見つかりました。
あちこち探したうえでやっとひと株だけ見つけて「どうです、すごいでしょ!」と言っていたら、「こっちにたくさんありますよー」だって。
ちょっと、がっくり。
葉は海岸植物らしく、厚くツヤツヤしています。
分布が限られており、やっと見ることができてうれしかったです。

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花はこれから



テーマ : 植物の写真
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tag : 離島

甑島のカノコユリ

甑島のカノコユリ

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カノコユリ

 おとといカノコユリを見に行った甑島から帰ってきました。甑島は鹿児島県上甑島、中甑島、下甑島などからなる東シナ海に浮かぶ群島です。なかなか行きにくい島で、今回は自宅からタクシー、リムジンバス、国内線航空機、空港バス、九州新幹線、JR在来線、タクシー、高速船と、一日で8回もの交通機関を利用し、やっと甑島に上陸することができました。おまけに何かと案内が不明瞭で、もちろん事前にインターネットで調べてはいたものの、海外の辺境旅行並みに旅行するのに理解力と時間が必要でした。ちなみに現地ではレンタカー利用です。上甑島、下甑島両方にレンタカー店があります。
 まあ、でも行きさえすれば甑島は日本の中でもピカイチのすばらしい場所です。人々はみなのんびりして親切でやさしくいい感じ。カノコユリは思ったよりたくさん見られ、海岸にあるもの、車道の法面にあるタキユリに似た感じのもの、海岸の断崖絶壁に生えるもの、などさまざまな環境に適応したカノコユリを見ることができました。
 カノコユリですが、ピンク~白時に赤い点々(鹿の子模様)があるのが名前の由来。最近、四国などに生える山中の岩壁に生えるものをタキユリ、九州や甑島に生える直立するものをカノコユリと分類する考えが示されました。以前四国のタキユリも見たことがありますが、このふたつはかなり違うと感じました。しかし、甑島のカノコユリは園芸種を植えなおしたものも多く、そこから花粉が移って純潔のカノコユリは少ないようです。人間がまったく近づけないような海岸の岩壁のものがもともとのカノコユリに近いものではないでしょうか。ちなみにタキユリのタキとは四国の方言で崖のことをいうそうです。
 とにかく、甑島のカノコユリは非常にすばらしく、それ以外の花も色々と楽しめました。島の人々の雰囲気もとてもよく、魚もおいしいでした。上甑島には焼きたてパンの店があり、ちいさな出会いもありました。何もない島なんていっていますが、いいところです甑島。芋焼酎もなかなかです。コンロで自分で焼いて食べるきびなごがおいしかったです。



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道路近くで咲く

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海を見下ろす丘で

テーマ : 植物の写真
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tag : 里山

ショクダオオオコンニャク

 この暑いのに、なぜか私は汗をだらだら流しながら、長蛇の列にもう1時間以上並んでいます。そしてこの列が終わるのは後もう1時間はかかるでしょうか。
 ここは小石川植物園。ショクダイオオコンニャクを見にきた人の波になすすべもなく流されています。昨日深夜にカノコユリを見に行った甑島から帰ってきたばかりですが、朝一番で小石川植物園に行こうと思っていました。起きたらすぐにホームページを見たところ、朝7時に開園とのこと。これを見たのが朝6時50分。5分後には家を出て、7時30分過ぎには千石の駅に着きました。大きな人の流れが、ここからすでに小石川植物園に向かって動いています。植物園に到着し、専用コーナーで入場券を買うのに30分。さらにショクダイダイオオコンニャクの前で並ぶこと、すでに1時間。しかし、さすが東大の植物園。数千人(昨日は5千人)になろうとする人々を、なるべく不快にならないように細かく気を配っています。並んでいるのは涼しい木陰。有料とはいえ熱中症にならないように並んでいる人に冷たいジュースを配り、大きすぎない声で人の列をコントロールし、わかりやすく不安なく並んでいられるようになっています。でもまあ日本人はすごいですね。一本のコンニャクを見るために夏の早朝に早起きして何時間も並ぶなんて・・・。できればこれをきっかけに植物や自然に少しでも興味を持ってくれるとうれしいですが。さてとうとう列のだいぶ前にやってきました。やれやれ。コンニャクとの再会が楽しみです。しかしこの1週間ショクダイオオコンニャクとカノコユリばかり見ていたような。ついに最終コーナーを回りました。あと少しです。



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付属体はまだ元気

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ここまでくればあと少し。やっとこんにゃく様のテントが見えます


 やっと見ることができました。しかし、見たり写真を撮ったりしていられる時間はほんのわずか。スタッフによる必死の誘導が続き、どんどん流されて行きます。
 やっと花と対面。しかし、大きく開いていたはずの仏炎苞はだいぶしぼんで、閉じてきていました。においももうまったくありません。かなり残念です。でもまあこれも一期一会。できる限りの写真を撮りました。まあそれにしても変わった植物です。美しいドレープはそのまま。赤黒い花を少し見せています。背丈は2m弱。圧倒的な存在感です。「進んでくださーい」と追い出されるようにその場を離れました。かなり不満足ですが、それでも楽しかったです。

テーマ : 植物の写真
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tag : 公園

カメラ故障と新しいカメラ

 実は、先日のスイス旅行中にカメラバックが突然斜面から転がり、中に入っていたカメラとレンズが斜面をゴロゴロゴロと転がり、最後にガシャン!と音がしました。レンズに付けていたフィルターが割れ、レンズとカメラは傷だらけ。EOS5Dmark2とEF100mmLマクロとシグマ70mmマクロ。私のメイン機材です。何とか撮影は続けられたのですが、写りがおかしい画像があったりして、すべてメーカーに修理に出しました。修理中は、サブで昔のデジカメEOS5Dを使おうと思っていたのですが、ライブビュー撮影ができないし、操作系も少し違って手が忘れてしまったので、新しいサブカメラを購入しました。それがこのカメラです。いわゆる入門者用のデジカメですが、画像素子は中級機の7Dと同じ1800万画素のものを使っており、写りの評判はよいようです。しばらくはメインカメラとして使い、5dMK2が修理から帰ってきたら、マクロ専用機に使おうと思っています。

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手ノリカメラ。小さいです

 今日は代々木公園で試し撮影。最初の印象はとにかく軽いこと。軽くて楽です。ちょっと私の手には小さいようですが、気になるほどではありません。見た目は「カワイイやん」。手持ちのレンズはごつい谷内ばっかりで不釣り合いです。
 撮影してみると、私はパソコンで後処理が必要なRawファイルでしか撮らないのですが、カメラ内の処理が遅くすぐに「ビジー」と出てしまいます。ちょっとテンポよく撮影するのが難しいようです。そこで1枚1枚ゆっくり撮ることにしました。後はカメラのファインダーから見える画像が小さいですね。それと思ったよりも、画角が大きく変わるのにはびっくりしました。画角の変化には、なかなかなれそうにないです。マクロ撮影は非常に楽で早く撮ることが可能です。これは思ってもいないくらいの便利さでした。
 1時間尾度撮影して、さっそくパソコンに向かって撮影データをチェック。おおー、なかなかいいです。花も少なく、本格的な撮影はしていませんが、明日から行くカノコユリの撮影ではメインカメラとして使っていきたいと思います。

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ヨウシュヤマゴボウの花もこんなに大きく撮れます。X4にて

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アオイ科の園芸植物。X4にて

テーマ : 植物の写真
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tag : 機材

ショクダイオオコンニャク

ショクダイオオコンニャク
Amorphophallus titanum

 ちょっと変わったs名前の植物ですが、ひとつの花で世界一高さが大きい植物です。日本植物友の会のホームページや朝日新聞にも掲載されました。
おもしろそうなので、ちょっと小石川植物園に行ってみました。ショクダイオオコンニャクの開花状況は、小石川植物園のホームページでも確かめられます。まだツボミなのはわかっていましたが、ツボミの状態も見てみたかったし、週末からカノコユリの写真を撮りに甑島に行くので、花が見られない可能性があるのでせめてツボミでも、と思ったわけです。
 行ってみてよかったです。大きいだけでなく、セクシーで、甘い変な香りも出しています。とにかく見ただけで笑いたくなるほどの常識では考えられない変な花です。数年に一回しか咲きません。小石川植物園でも十数年ぶりの開花だそうです。開花予想は情報が少ないため、ほぼ不可能。このため、毎日小石川植物園のホームページをチェックする必要があります。ここだけの話ですが、ショクダイオオコンニャクは夜に大きく成長します。開花はわずか2~3日。花とともにものすごいにおいを出すそうですが、これも夜にたくさん出すとのこと。このにおいと新鮮な花を感じたかったら、小石川植物園開園時間に行って、すいているうちにショクダイオオコンニャクを観察することをおすすめします。
 できれば私が帰ってくるまで咲かずにいてくれるといいのですが・・・。

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レース状のひらひらが仏縁苞。裏側は肉色という・・・。
高さは1m以上・・・。
花序の付属体がまた・・・。
絶句。

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こんな状態で展示されています。さすが小石川植物園、センスいいなあ。
しかし日本人は植物好き(博物学好き)ですね。
それとも単なる見世物見物なのか。

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オガサワラシコウランは温室で静かに咲いていました。

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tag : 公園

シラタマソウ ヨーロッパ・アルプスの花

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シラタマソウ Silene vulgaris

スイス・アルプスを代表するかわいらしい花のひとつ。
多くは牧草地に生え、群落になると遠目でもわかるくらい白い花を咲かせる。
脈がたくさんある萼はラグビーボール型でこれを「タマ(玉)」としたのだろう。
標高3,000m近い草原にも生え、この場合は高山植物らしく、草丈は低くなる。

今日の夕食は、帰りにアムステルダムの空港で買ってきたウナギの燻製。
絶品です。
パンとスープやサラダを添えて。

そういえば、乗り継ぎのアムステルダムでは、ワールドカップ準優勝のオランダチームの凱旋パレードがありました。
運河を船で行くなんて、オランダらしいパレードのようです。
町中がオレンジ色に染まっていました。

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タマキンバイ ヨーロッパ・アルプスの花

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タマキンバイ

Trollius europaeus  
タマキンバイはキンポウゲ科キンバイソウ属の植物。ヨーロッパ・アルプスに広く分布する。初夏の花で、盛夏にはあまり見られない。十数枚の花びらが集まって球形になる。頭頂部は少し開いており、小さな虫がここから出入りしている。寒い日には温室のようになり、小型のハエの追うな昆虫がたくさん入っていた。
バックの山はモンブラン。

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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