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まるで持っていないように軽いような、デジタル一眼EOS KissX4

まるで持っていないように軽いような、デジタル一眼EOS KissX4(谷川岳登山その2)

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朝、一瞬だけ山頂が晴れた。トマの耳からオキの耳を望む

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シシウドと朝焼け雲

 「本当に軽い、まるでカメラが入っていないみたい。うれしいね。」と山を下りながら思っていました。直前に山道で足を滑らし、山の斜面の草付きを1メートル以上滑落しました。そのショックから立ち直り、でも写真を撮る気にはなれずに、どんどん下りながらそう考えていました。

 谷川岳の取材はハードになることが最初から分かっていたので、カメラはいつもと違い、軽いサブのキヤノンEOS KissX4と、ズームとマクロの2本だけレンズを持って行きました。いつもはフルサイズカメラにレンズ4本、ストロボ2台ですからかなり重いのです。すぐに撮影できるように、山ではいつもカメラとレンズはショルダーバックに入れています。今回との差は1キロ程度でしょうか、これだけ軽いと肩への負担がずいぶん違います。 
 昨日は山頂近くの肩の小屋に泊りました。日中は登山者の多い天神尾根を、早朝の涼しく、花がみずみずしく、人のいない静かな時間に下りました。さらに、天神平のスキー場のはずれから、登山者がほとんど歩かない保登野沢から谷川温泉へ下りました。
 だいたい40分くらい下ると水音がし、沢に着きます。冷たい水をたらふく飲み、顔や上半身の汗をふき、やっと落ち着きました。クロバナヒキオコシがきれいに咲いています。写真を撮ろうとバッグを手に持つと、あれ。思ったよりももっと軽いぞ。まるで中身がないようです。さっきまでは肩に下げていたので気になりませんでしたが、さすがに軽過ぎです。ショルダーバッグを開けると、レンズが装着された方のレンズとカメラは入っていますが、レンズが一本ありません。バッグの中身を全部開け、ザックの中身を全部開け、さっき洗ったばかりの顔が汗だくになりました。「やばい、どこかで失くした。」

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保登野沢への下りは登山者が少なく、足元も踏み後程度のところもある

 落とすか、忘れた可能性があるのは、この上で滑落した場所か、さらにその上のスキー場のはずれで撮影した時しか考えられません。また、途中で落とした可能性もゼロではありません。仕方がないので、荷物をすべてザックにほおりこみ、すぐにパッキングして登り返します。
 下りで40分かかったのですから、登りは1時間近くかかります。汗が滝のように流れます。もう、本当に自分自身がいやになります。「なんでレンズを失くしたことに気がつかないのだろう?」「あの時確認すればよかった。」後悔しながら登ります。落ちたところはだいたい見当がついています。GPSで確認しながら探していきます。「ここだ!」落ちたところに着きました。
 午前中に私が落ちた跡が、なまなましく残っています。その横倒しになった草の上には愛用のマクロレンズが黒々と強い存在感を放ちながら鎮座していました。「ああーっ!」と、声が出ました。すぐに拾い上げます。ちょっと土は付いていますが、大きな傷はないようです。カメラに付けて試し撮りをしました。オートフォーカスもちゃんと動くようです。
今度こそ他に落し物はないかと確認し、サッサと下ることとしました。また同じ道を下って40分。先刻の沢に戻り、また顔を洗いました。ドッと疲れが出ました。でも、本当によかったです。終わりよければすべてよし。なぜかひとりで「ざーんげざんげ、ろっこんしょうじょう。」と大声で歌いながら、谷川温泉へ下りました。




・・・・・・・
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クロバナヒキオコシ
Rabdosia trichocarpa
シソ科ヤマハッカ属

日本海要素植物。花は黒というよりも紫に近い。
2m近くになる大型の多年草だが、花の長さは7mm程度と小さい。
なかなかうまく写真に収めることができない。
風が強い野でユラユラ揺れて撮りにくい。

●撮影カメラ EOS KissX4
 使用レンズ キヤノンEF17-40mm
       キヤノンEF100mmLマクロIS


●昨日まで、南紀に行っていました。
 この旅については、後日書きます。

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テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 山歩き

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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