FC2ブログ

涼しい山歩きは

涼しい山歩き

 涼しくて気持ちよかったですね。青空もありましたが雲も多く、霧雨がミストシャワーのようで寒いくらいでした。山頂に吹く風は「山の空気はかくありき」というぐらい透明で、強すぎず弱すぎず、ほんとうに気持ちよいものでした。さらに富士山をはじめ、すばらしい展望。目線を下に向けると、はるか先に虹が見えました。何もかもに恵まれました。
 北八ヶ岳の隠れた名山にゅうに登っていました。にゅうとは変わった名前ですが、名前の由来はわかりません。現地の看板でも「にゅう」「ニュー」「にう」と名前すらぶれています。「ニュー中山」という道標がありました。これは「にゅう」と「中山」へ行く道の案内板のはずですが、ぱっと見ると「ニュー中山」という地名か店名のようです。
 登山口となる白駒池入口はもう標高2000m近く。Tシャツ一枚では寒いくらいです。リンゴの「津軽」のL玉が11個入って1000円と激安。ひとつかじってみましたが、甘みが強く、さわやかな酸味で、柔らかな果肉。おいしかったです。

_MG_6471.jpg
コケの美しいシラビソの森。静か

 歩き出すと、八ヶ岳らしいシラビソの森にコメツガとダケカンバが混じった森は、コケが大変美しく、時々さしてくる光にきらきらと輝いています。平日でハイカーや観光客が少なく、深山らしい荘厳な雰囲気に包まれていました。ずっと森の中のゆるやかな登りで、途中、白駒湿原がいいアクセントになります。だんだん勾配が急になってきました。小雨がぱらっと落ちてきます。でも雨具を着るほどではありません。汗をかくこともなくコケに包まれた森を着実に進みます。やがて森の向こうに光が見えてきました。パッと開けると、山頂直下の肩の部分に出ました。「オーツ」と思わず声を上げてしまいました。富士山がドンと正面に見えたのです。岩場の山頂に登ると、すぐ上空に雲があるものの、富士山、奥秩父、佐久平などの広々とした展望が広がりました。「山はいい!」としか言えません。ただひとりでハイになっていました。
 帰りには自由農園に寄って地場産野菜の買出しです。「ルバーブ」などの珍しい野菜や「ジゴボウ」など山のキノコも並んでいました。今日は中秋の名月。帰りのバスからは右に左に、満月に近いお月様がずっと並んで走っています。心の中でウサギがピョンピョン跳ねています。が、八王子から突然の渋滞。事故でもなく、ただの平日なのになぜこんなに車が多いのでしょうか。明日が休日だからでしょうか?月は都会の明かりの中に消えてしまいました。やっと高井戸が近づいてきました。いつになったら新宿に帰れるのでしょう。隣には成田空港行きのバスがつかず離れず併走し、イライラした空気を運んでいます。
 ふと見上げると、またお月様が併走していました。お月様っていつ見てもきれいですね。急に渋滞も解消されました。

NHK文化センター青山教室講座「関東ゆっくり山歩き」講師として歩く

_MG_6559.jpg
にゅうからの富士山。暗い雲がかかっていた

_MG_6494.jpg
ほんの一部ですが紅葉の始まり。サラサドウダン
スポンサーサイト



テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 山歩き

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2010年09月 | 10月
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -


最新記事
プロフィール

高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード