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南紀の旅で南紀ウィルスに感染

南紀ウィルスとは

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緑の植物はすべてミズネコノオ。花はほぼ終わっている

 南紀はひと月で2回も行ってしまいました。1回目よりも2回目のほうが植物写真を撮る時間もあり、事前に情報もあったので、さらに有意義なものになりました。色々見えてくると、今度は時期を変えて行ってみたくなります。今回は遅かったシチョウゲやキイセンニンソウ、これから咲きそうなクルマギク、キイジョウロウホトトギス、アサマリンドウ。ウナヅキギボウシも、結局ちゃんと撮れなかったです。
「あー、また来なくちゃ!」と思ってしまいます。そう、これが「南紀ウィルス」に侵された状態なのです。南紀のよさは、海があり、日本最高の清流(個人的に)があり、農薬を使ってない水田があり、深い森があり、断崖絶壁があるという自然のバラエティの豊富さが最大の魅力です。植物は、世界でここだけにしかないキノクニスズカケなどの固有種や、紀伊半島、四国、九州を分布の中心とするソハヤキ要素の植物、ハマナツメなど海浜植物、帰化植物が少なく昔ながらの水田に生える日本在来の植物、などなど驚くほど豊かな植生が、普通に生えていることなのです。昔の日本はこうだったのかな、と思います。世界各地で植物を見ていますが、日本にもこんなにいいところがあったのか、と感動するくらいすばらしいところです。
 そうは行っても南紀でもいい場所はほんの一部です。1回目に行ったときに情報もなくただ「あそこがよさそうだぞ。」と思って入った、車道で簡単にキノクニスズカケを見つけました。だから、キノクニスズカケなんかどこにでもあるのだろうと勝手に思っていましたが、今回いろいろ山の中を探ってもなかなか見つかりません。最初の感がいかにラッキーだったかがわかりました。いい環境の場所は南紀でもけっこう限られているのです。
 南紀で気に入ったものは他にもあります。それは渓の美しさ。水がきれいで、泳ぎたくなるほどです。泳いでいるボウズハゼやモクズガニのハサミの毛まではっきり見えるほど。たいてい景色もよく、こんないいところは他にありません。

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清流の水中を歩くモクズガニ

 食べ物もおいしいです。やっぱり海のものがおいしいです。アンロクメ寿司(海藻で巻いた寿司)、サンマ寿司、勝浦漁港に水揚げされた生マグロ、釜あげシラス。UFOパイ、もうで餅、鈴焼きなど甘いものもたくさんあります。

・・・・・・

ハマナツメ
浜棗

和名 ハマナツメ
学名 Paliurus ramosissimus
科名 クロウメモドキ科ハマナツメ属
花期 7~9月 高さ 2~4m
環境 海の近くの湿地やその付近

ナツメに葉の感じが似ていて、浜にあるのでハマナツメ。ただしナツメとは見がずいぶん違い、直径2cm弱の平たい円錐形。若い枝には棘がある。三重以西に分布するが非常に少なく、埋め立てなどに寄り絶滅の危機にある絶滅危惧植物。


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ハマナツメの花と若い実、ははつやがあり3本の葉脈が目立つ

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花、雄しべが大きく反り返るのが特徴

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果実はUFOのような円盤状

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まだ若い木


カメラ キヤノン EOS5D Mark2
レンズ シグマ  50mm F2.8 DGマクロ 
    キヤノン EF100mmLマクロIS f2.8
         カールツアイス ディスタゴン *T2.8 28mm 
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テーマ : 植物の写真
ジャンル : 写真

tag : 里山

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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