ヘツカリンドウ

 南九州の植物

今回の旅の目的のひとつがヘツカリンドウです。
奄美大島などでも見たのですが、南九州のものは様子が違うというので、見てみたかったのです。
ほとんど花は終わっていました。
数輪が咲き残りといった感じです。
個体数も少ないでした。
でもきれいな花です。
花に蜜腺があります。アケボノソウの近縁種です。

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花はほぼ終わって、実になりかけている

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美しい花。緑色が蜜腺

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蜜腺のアップ。蜜に見えるものの周りから蜜が出ているようだ


オオイタビ
つる植物で、5cm近い大きな実がなります。
オオイタビの実です。

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カットすると、イチジクのような形であるとわかります

カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark2

レンズ:
キヤノン EF100mmLマクロIS f2.8


●今日からしばらくギアナ高地に行くため、しばらく更新できません。
テーブルマウンテン(アウヤンテプイ)の上までヘリで行き、山上で3泊。さらにヘリで世界最長の滝、エンゼルフォール直下の島に降り、ハンモックに揺られて一夜を過ごします。ちなみに往復だけで7日間かかります。ラン科、パイナップル科、まったく日本に近縁種がない科の植物、食虫植物など、どんな植物と出合えるか今から楽しみです。



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行ってきます

南九州から帰ってきたばかりですが

宮崎県で見たアコウの大木。気根を使ってゆっくり動いているようです。
一晩アコウをアカギと書いていました。
指摘されるまでわかりませんでした。
この木を前にして何度もアコウアコウと言い続けていたのですが・・・。


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アコウの巨木。気根が根になり幹になる

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アコウの実

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タヌキマメ

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まだ開いていないタヌキマメの実

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はじけたタヌキマメ



明日から南米ベネズエラにあるギアナ高地に行ってきます。このため、しばらくブログはお休みします。


カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark2

レンズ:
キヤノン EF100mmLマクロIS f2.8



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南九州の旅を振り返る

楽しかったです、でもまた次が・・・

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都井岬の野生馬にも会いました

南九州では、色々な植物と出会うことができました。ゆっくり紹介していきたいのですが、明後日からまた南米のギアナ高地に出発するので、ちょっと忙しくてなかなか手が回りません。またいつか暇になったら紹介していこうと思います。




ヤッコソウ
奴草

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ヤッコソウの群落

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ほとんどが遅過ぎたが、何とか探したキレイのままのヤッコソウ


和名 ヤッコソウ
学名 Mitrastemma yamamotoi
科名 ヤッコソウ科(ラフレシア科)ヤッコソウ
花期 10~12月
草丈 2~5cm
環境 山地や海岸近くの照葉樹林

 ツブラジイやスダジイなどの根に寄生する。麟片状で葉には見えない葉が、6対対生するというが、これより少ないことのほうが多いようだ。はじめは帽子をかぶったように見えるがこれは雄しべ。雄しべはしばらくすると写真のような肌色の雌しべが飛びだす。花の咲き始めはピンクがかった乳白色だが、すぐに茶色に変色してしまう。いつも暗いところに咲き撮影が難しい。

●カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark2
●レンズ:キヤノン 
EF100mmLマクロIS f2.8





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帰ってきました

南九州の旅のフィナーレ

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志布志市志布志のホテルからの朝の志布志湾

暖かくて、楽しくて、初めて見る植物がたくさんあった南九州の旅から帰ってきました。ジェットコースターのように忙しい3日間でした。移動して植物を見て、ご飯を食べて寝る。また移動して植物を見て、同定できない植物は何であったか話し合い、図鑑で調べ、ご飯を食べて、お酒を飲んで寝る。この繰り返し。これしかしていません。ずいぶんシンプルな3日間でした。
 珍しく、特に大きなトラブルはなかったです。天気も安定し、ヤッコソウとヘツカリンドウ以外は、花の状態もよく、都井岬では都井馬も見て。ご飯もおいしいし、もっと時間があれば、お買いものなどもできましたが、今回は植物にたっぷり時間をかけることとなりました。でも一番よかったのはメンバーですね。植物に詳しい方が多く、色々と勉強になりました。
 でもまた来たいです、南九州。ミツバツツジの時期もいいでしょう。大隅半島はミツバツツジだけでも数種類あります。

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ものすごいネーミングのバス亭
ここにある公衆便所も宇宙的

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ショウベンノキ ミツバウツギ科
3枚の葉は特徴がある

●カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark2
●レンズ:キヤノン 
EF100mmLマクロIS f2.8
TS-E 24mmL f3.5


    

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南九州2日目

キイレツチトリモチと初めての出会い

 暗い、照葉樹林の林床にそれは咲いていました。それも思ったよりも大量に。ひとつの株に3~7本ほどの花穂。そんな塊が5~6個もあり、ウジャウジャ生えています。「変な植物だなあ」とずっと思って見たかった花が「グチャー」とあるのです。株の塊は、数10mくらいの場所に散らばっています。周りのことがまったく見えなくなり、キイレツチトリモチだけがある感じです。
 ほんの少し褐色がかった生クリーム色の咲き始めの花。花穂は全体が粒々ですが、その中の少し大きめの粒が大きくなり、蕾になります。開いたら中から花粉が出てきます。蜜はその下から出ているようでアリが頭を突っ込んでいます。粒の周りには雌しべの先端の毛のような部位がでています。少し古くなると、雄花は茶色になり、さらに雌しべの先端部分が茶色になって、粒のひとつひとつの周りに模様のように見えるようになります。
 今日も暖かく、1日半袖Tシャツ一枚でした。日本は広いですね。気候も色々だし、植生も複雑です。他にもたくさんの植物を見ました。イナカギク、ヤマジノギクなどなど。ハマサルトリイバラなどの実も見られました。毎日新しい花との出会いが楽しいです。


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花穂上で雄花の下部に頭を突っ込んでいるアリ。
右端の暗い部分に短い糸のようなものが見える。
これが雌しべの先端部

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●クリックすると大きな画像で見られます(いきなり大きなアリの画像が出てきます)
この部分をアップすると、花粉がアリの右腰に付いてます

キイレツチトリモチ
喜入土黐

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手前の白っぽいのが蕾、奥の大きい個体の茶色の点々は、雄花の枯れた跡

和名 キイレツチトリモチ
学名 Balanophora tobiracola
科名
ツチトリモチ科ツチトリモチ属
花期 10~11月
草丈 2~5cm
環境 海岸近くの林

 南九州の海岸近くの林下に生える寄生植物。トベラやネズミモチの根に寄生する。知らない人が見たらだれもが「キノコ」と間違えるほどキノコに似ている。花色はクリーム色~黄褐色。花穂は粒々で構成され、大きい粒が雄花。雄花ははじめ大きい粒だがのちに花穂の株から咲き始める。花びらは3枚で、中から白い花粉が出る。鹿児島県喜入町で発見された。同属のツチトリモチは土のなかにある根塊をつぶして鳥モチとして使った。

●カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark2
●レンズ:キヤノン 
EF100mmLマクロIS f2.8 +中間リング
TS-E 24mmL f3.5




新和ツーリスト
のツアーにて



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暖かい南九州

昨日はマイナス1度、今日は半そでポカポカ

 暑くなったので、上着を脱いで、半そでTシャツ1枚になりました。それもそうです。今日は暖かい南九州の宮崎県に来ています。の中に行き、ツチトリモチとヤッコソウを見ました。ヤッコソウは、ちょっと時期が遅かったのですが、ツチトリモチは出たてだったので濃い赤いきれいな花でした。たまたま、根塊も見られました。美しい照葉樹林です。まだまだキク科の植物がたくさん咲いていました。

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大淀川の夕日

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ツチトリモチ
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よく見ると、花粉が出てきた
(ほんとうに花粉であろうか?)

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小地蔵岳

雪を踏みしめ

 サクサクサク。足音は快調です。気温はマイナス1度。道や道横のササの葉には、うっすらと雪が積もっています。赤城の小地蔵岳から、長七郎岳への縦走コースを歩きました。
 もちろん花はありません。紅葉どころの話でもありません。でも気持ちのいい歩きでした。木を見たり、クマやテンらしき足跡を見たり、楽しくを歩けました。展望もすばらしく、谷川岳、榛名、皇海、日光白根山、浅間山などなどたくさんの山々の山座同定を楽しみました。

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まだ11月なのにうっすら雪が積もった赤城山

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霜柱がずいぶん長く続いています

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小沼(この)では波が凍りついてつららができていました

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レンゲツツジの冬芽。来年はいい花が咲きそうです

●カメラ
キヤノンEOS5D Mark2
●レンズ
キヤノンEF100LマクロIS


●明日は、早朝に起きて南九州に出かけます。しばらくブログ更新できないかもしれません。




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スカシユリの種

花がなければ種を観

先日行った三浦半島のスカシユリの種を紹介します。

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これがその姿

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中から種が出てきました

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開くと種が整然と並んでいます

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あまり風に飛ばされないようにユリ属のなかではでは羽が小さい




ボタ・ハイ通信
ボタニカル・ハイキング新講座

ボタニカル・ハイキング(ボタ・ハイ)は植物写真家高橋修と歩く、現地集合解散の植物撮影・観察講座です。最大10数名の少人数限定の自然講座で、花の見分け方、生態系のつながり、植物写真の基本から高等テクニック、撮影機材の説明、コンパクトデジカメでの植物写真の撮り方、おいしい食材やお菓子まで幅広い話題を提供します。歩くスピードはゆっくり(一般コースタイムの2倍程度)で、花を楽しみ撮影・観察をたっぷり時間をとって歩きます。雨天決行です。12月からの講座は以下の通りです。この講座は植物や自然を愛し、楽しめる方なら誰でも参加できます。質問ご希望があれば、メールフォームからお問い合わせください。

12月8日(水)寝姿山~ 高根山(343m)伊豆・静岡県 日帰り 
黒潮の太平洋の大展望と温泉 
●伊豆急下田駅集合 10時35分 解散予定午後5時ごろ

1月12日(水)水仙ピーク 房総半島・千葉県 日帰り 
水仙が満開のころ 
●保田駅集合09時10分

2月25日(金)高宕山のミスミソウ 房総半島・千葉県 日帰り 
太平洋側のミスミソウと、セリバオウレン 
●内房線上総湊駅集合10時10分

詳しくはボタ・ハイのホームページをご覧ください。

●撮影カメラ EOS Kiss X4
●使用レンズ キヤノンEF100mmLマクロ






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tag : 海岸

寝て、食べて、パソコン

家を出たのは卵のお使いだけ

 ほぼ、1日中家にいました。ちょっと本を読んだり、仕事をまとめたり、調査をしたり、パソコンにずっと向かっています。途中ご飯を食べたり、本を読んだり、昼寝をしたり。1回だけ外に出ました。卵ととうふを買うためです。1日家にいると、外に出るだけで気分転換になりますね。
 そういう訳で、今日は、三浦半島の海岸植物を紹介します。

●宮崎の昆虫写真家新開孝さんのブログ「ひむか昆虫記」を見ていたら、ちょうどヤマラッキョウの葉の断面が載っていました。これでハマラッキョウとヤマラッキョウの違いがはっきりわかりますね。ちなみに、あの葉の断面が中実だと、ナンゴクヤマラッキョウになるようです。


イソギク
磯菊

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海岸の風が非常に強い草地に群生するイソギク


和名 イソギク
学名 Chrysanthemum pacificum
科名 キク科キク属
花期 10~11月
草丈 5~30cm
環境 海岸の草原、岩場

 伊豆半島、伊豆七島、三浦半島、房総半島などに分布する。海岸近くの岩場などの特に環境が厳しいところに生える。花には舌状花はなく、筒状花しかない。花色は黄色。葉裏は細かい毛が密集し銀色に見える。イワインチンの先祖が海岸に取り残され、海岸の環境に適応したものと考えられている。

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花もきれいだが葉もきれい

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舌状花だけのイソギクの頭花





●撮影カメラ EOS Kiss X4
●使用レンズ キヤノンEF100mmLマクロ



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tag : 海岸

蛸が入っていないタコライス

横須賀、2日連続三浦半島

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昨日とうって変わって静かな相模湾

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イソギクも花の盛りを迎えています

 横須賀に行く用事があったので、ちょっとだけ時間を見て、海岸に行きました。ハマラッキョウの葉がどうなっているのか、確認したかったからです。ハマラッキョウの断面は平らで、ヤマラッキョウの葉の断面は三角とのことです。
 海岸で、踏みつけられ、ちぎれかけていたハマラッキョウを発見、落ちていた葉をちぎってみました。と、やはりみごとに平らです。ハマラッキョウの葉は柔らかく、あまり地面から離れていません。風が非常に強い海岸に暮らすために、あえて葉を風に当たらないようにしているようです。それでも、他に背の高い植物のない草地では太陽光線を浴びることができるようです。立ち上がっている葉もありましたが、これは葉を縦にV字型に折り曲げることで強度を保っているようで、葉脈のようなものはありません。こうなってくると、次に気になるのは、ヤマラッキョウの葉の断面ですね。どこか手軽に見られるところに今度行こうと思います。

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ハマラッキョウの葉の断面

蛸が入っていないタコライス

 横須賀では、横須賀海軍カレーと、横須賀ネイビーバーガーで町を盛り上げようとしているようです。横須賀ネイビーバーガーを食べてみました。まあ、おいしいですね。でも別にハンバーガーにしないほうがおいしく食べられるような気がします。タコライスも食べてみました。
タコライスを食べると、青森のKさんを思い出します。辛いものが嫌いなKさんと、以前沖縄の植物を見に行くツアーでご一緒した時のことです。「昼ごはんは各自で食事を選んでください。」となった時に、青森のおいしい魚介類ばかり食べているKさんは、沖縄のチャンプルーやグルクンのから揚げなどはまったく分からりませんでした。そこで「蛸めし」のようなものを注文。それがタコライスだったのです。タコライスとは沖縄を中心に食べられている料理で、メキシコ料理のタコスを日本風にアレンジした、辛いひき肉やレタス、ピリ辛のサルサが乗ったご飯です。知らずに「蛸飯」の一種と思って食べたKさんのびっくりしたこと・・・。結局一口も食べられませんでした。そこで私の注文していたフーチャンプルー(沖縄車麩と野菜、肉、卵の炒め物)と交換し、ことなきを得ました。花を求めて日本中を駆け回っていますが、そこで出会う食べ物との出会いも楽しいし、いくら研究しても終わりがないほど複雑です。そこが植物と一緒でいいところでもあります。

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横須賀の名店TSUNAMIのタコライス



●撮影カメラ EOS Kiss X4
●使用レンズ キヤノンEF17-40mmL
       キヤノンEF100mmLマクロ



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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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