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スズムシバナ

スズムシバナ(Strobilanthes oligantha)

 この暑くて忙しい夏なのに、いきなり冷蔵庫が壊れてしまいました・・・。ちょっとヨドバシカメラを見に行ったのですが、今の冷蔵庫はでかいですね。

 スズムシバナ。近畿地方以西に分布するキツネノマゴ科、イセハナビ属の植物です。筒状の花で、正面から見るといつつの星型に分かれています。森の中にたくさん咲いていました。しかし、花はぱらぱら咲くだけでお花畑にはなりません。ラン科のスズムシソウと名前が似ていますが、名前が似ているだけです。

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スズムシバナは後姿がなかなかいい感じ

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スズムシバナはパラパラ咲くことが多いのですが、
たまたまふたつ並んで咲いていました

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スズムシバナの葉

Canon EOS 5D Mark II
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : スズムシバナ

ヒメコウホネ


ヒメコウホネ(Nuphar subintegerrima)

 南九州で出会ったたくさんの植物のうちのひとつがこのヒメコウホネ。葉に変化が大きく、空中に出た葉、水上に浮かぶ葉、水中葉の三種類あり、それが環境に合わせて出たり出なかったり。葉は全体にコウホネより小さいようです。

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ヒメコウホネの生える小さな川
ここは流れがゆるやか

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ヒメコウホネの花


●まもなく西オーストラリアに出発です。
やたらと忙しいです。

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : ヒメコウホネ

九州から帰る

大分空港から飛んで、家路についています。疲れてきましたが、ヒゴシオンの花などいい花に出会えました。

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ヒゴシオン

tag : ヒゴシオン

ネナシカズラ

今日もたくさんの九州でしか見られない植物を見ましたが、一番興奮したのがネナシカズラらしき植物を発見した時でした。そこにはアメリカネナシカズラとマメダオシがありました。これらとははっきり違いました。詳しくは後日

また宮崎の植物

宮崎県に帰ってきました、そしてツアースタート

 宮崎県南部の湿原や渓谷を歩きました。先日、トラノオスズカケの自生地が消滅して、トラノオスズカケ画絶滅した、と書きましたが、今日別の場所でなんとか新たに数株発見し、完全絶滅でないことがわかりほっとました。今咲き初めの株でした。いつまでも長く生き続けることを期待したいです。
 ヒュウガギボウシやヤナギニガナ(別名アツバニガナ)の花もきれいに咲いていて、いい感じでした。午後にはヒナノカンザシ、ヒメノボタン、サギソウ、ミズトンボ、シロイヌノヒゲなど、ちょっと地味だけど、造形的に美しい湿原植物を撮影し、ツアー参加者も満足していただき、いい感じに今日は終了しました。

 いいです。南九州。

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トラノオスズカケ
一年ぶりにコンニチハ
生き残っていてくれてありがとう
ちょっと前に東京目黒の自然教育園で花が咲いて有名になりました
トラノオスズカケは、咲き始めのほう色が濃いような気がします

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クロホシクサ
干草の仲間では花が灰色で黒っぽいですね

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ホザキノミミカクグサ

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コバナノワレモコウ
北海道や東北で見られるナガボノシロワレモコウに似ているが花穂が小さく、全体に華奢

テーマ : 山の花
ジャンル : 写真

tag : トラノオスズカケ

ヒゴタイ咲いています

ヒゴタイの花

 ヒゴタイは咲いていました。今日は熊本県から大分に移動し、大分県で植物を撮影。その後、宮崎県に戻ってきました。ちょっと長いドライブになりました。今日はあまり花の状態はよくなかったですが、まあ何とか写真は撮れました。明日からはツアーと合流し九州をもう一回り。

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ヒゴタイ盛りは過ぎていますが
まだまだきれいに咲いています

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ツクシフウロはなぜか今年は少ないです

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ハガクレツリフネはこれからがメイン
ツリフネソウの中で一番のお気に入り

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昨日見たシオン
今年はシオンの花期がぴったりです

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : ヒゴタイシオンハガクレツリフネツクシフウロ

起きたら外は雨。今から久住山麓に行くのに・・・

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

九州縦断植物撮影の旅

 今日は熊本県に泊まっています。花を捜して車を走らせているうちに、なぜか阿蘇のカルデラの中に入ってしまいました。九州は花が多いです。午前中に行ったのは、コウホネの花が咲く湿原です。コウホネといってもただのコウホネではありません。オグラコウホネとヒメコウホネという絶滅危惧種です。私も初めて撮影した種です。あまりに美しい自然が残る湿原だったため、撮影時間がどんどん過ぎてしまいました。
 午後にシノノメソウの花を撮影しました。今年は花が早く咲いてしまったようです。でもシカの食害は少なかったようです。
 さらに阿蘇の外輪山に移動し、ハガクレツリフネを撮影。今年の花はこれからがいいでしょう。今年よく咲いているのは、シオンでした。シオン街道と呼んでいいような、花だらけの道もありました。
 花たくさんの一日でつかれました。今日は温泉で休みます。実は今朝起きたら9時過ぎ・・・。どうも、昨日疲れすぎたようです。今日も早めに寝ます。

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オグラコウホネ
やさしい感じの花です

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オグラコウホネ
水中葉はもちろん、水上葉も空中には飛び出していません

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シノノメソウ
何とか今年も咲いていてくれました
絶滅危惧植物が生き残っていることはうれしいことです

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今日のランチは小アジの姿寿司
関西・四国・九州の人はこのような寿司が好きです
魚のすべてを食べつくす感じです
魚を食べなれた人には絶品の味です

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : オグラコウホネシノノメソウ

夏の宮崎の植物

宮崎の植物

 宮崎県に来ています。去年も来ているので、前回うまく撮れなかったものを再挑戦、のつもりでした。ところが、花の状態の変化が大きく、サギソウなどは花は去年より多くよかったのですが、今度は花がバラけてしまって撮りにくい状態でした。アカササゲを案内してもらう予定でしたが、今年はひどく遅くてまだ蕾がひとつだけとのことなので中止にしました。一番ひどかったのはトラノオスズカケの自生地です。前を一度歩いたのですが、あまりの変化に自生地前を通ったことに気づきませんでした。もう一度通って、またもう一度戻って、やっと気がつきました。なんと、トラノオスズカケ自生地の斜面が深くえぐられ、林道跡の荒地になっていました。危ない場所にも入り込み色々探しましたが、当然のように見つからず、ベニバナボロギクなどの帰化植物が生えていました。
 残念です。貴重な植物がまたなくなってしまいました。自然を守るのは難しいですね。

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ノボタンは満開を少し過ぎた感じです
今年は少し早いようです
でも花は去年より多いような気がします

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サギソウは満開ちょっとすぎていますがまだ元気です
群落になっています

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ミズギボウシが咲いていました

●おかしなおまけ

宮崎で一番おいしいお地元菓子といえば鯨ようかん。宮崎の佐土原だけで作られている地元菓子です。色々ないわれがあるようですが、はっきりしているのは、いわゆる羊羹ではないことです。白い部分は米粉を蒸したもので、羊羹というより「ういろう」に近いものです。茶色い部分は蒸し羊羹といった感じです。佐土原にも数軒の鯨ようかん店ありますが、中でも名店といわれているのが阪本商店の鯨ようかん。今でも炭火で昔どおりの製法で作っています。予約しないとなかなか入手できません。
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ほんとうにおいしいので、日持ちしません
消費期限はたった1日
ここにこないと食べられません

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : ヒメノボタンミズギボウシ

九州の花が呼んでいる

 明日から、九州です。とても忙しいのですが、今日は今年~来年の講師で行くツアーの打ち合わせでアルパインツアーに行きました。去年からやっているマダガスカルのツアーがやっと動き始めました。来年の1月初めには、ニュージーランドのツアーも計画しています。その後、ネイチャリング事業部に行って来年の国内「花の観察会」講師ツアーの打ち合わせ。色々大変です。
 とにかく明日は、朝から宮崎に飛んで、一気に大分を目指していきます。ブログが更新できるかわかりませんが、できるだけやっていきます。

写真は先日行った伊豆の湿原のミズトンボです。

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ミズトンボは面白い形をしています

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : ミズトンボ

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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