ヤマノイモ(Dioscorea japonica)

ヤマノイモ(Dioscorea japonica)

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 夏まっさかりです。毎日暑い日が続きます。
 ヤマノイモが咲き始めました。白くてきれいな花です。むかごもできはじめていました。

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テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : ヤマノイモ

武尊山登頂

上州の名山 武尊山

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武尊山の山頂
チシマザサの草原

 群馬県北部にある、武尊山に登ってきました。昭文社の地図の取材です。武尊山は、深田久弥の日本百名山にも選ばれる、見てよし登ってよしの名山です。関越道を東京から新潟方面に向かうと、どっしりと大きく裾野を広げ山頂付近には小さく鋭いピークが立ち並ぶ、その美しい姿が眺められます。
 とてもいい山なのですが、夏休みの平日とはいえ、登山者それほど多くなく、静かな山歩きになりました。関東とはいえ遠く、公共交通機関も無く、登山は長時間できつい、それなのにたいしたお花畑もないからでしょうか。とはいえ、東京から日帰りでアルペン的景観も楽しめ、山のすばらしさをたっぷり感じられるいい山なのです。
 登山者が少ないのも、この山のよさのひとつかも・・・。

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ヒメカイウ(Calla palustri)s
園芸植物のカラー(オランダカイウ属の植物)よりも小さいということで命名
北半球の寒冷地の池や湿地に生える
サトイモ科らしい花の形

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ヒメカイウは関東では非常に珍しい植物
でもなぜか武尊山付近には自生地が多い

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アリドオシラン(Myrmechis japonica)
アカネ科のアリドオシのような花を咲かせるから、アリドオシランなのでしょうか
とにかく小さなランです

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山頂付近から剣ヶ峰山方面を展望する


 朝、9時前から歩き出し、車に戻ったのは夕方6時前。実働9時間です。撮影時間は人よりも尋常ではなく長いのですが、もちろん歩いている間は人よりも速いのです。それでも長時間の休憩もとらないで歩いて、こんな時間になってしまいました。コースタイムでも8時間近くなので、こんなものでしょう。地図上の標高差は800m程度ですが、アップダウンがかなりあり、実際は1,000m近くあったと思われます。
 登ったのは、武尊牧場から。朝一番のリフトで登ります。2014年がら、6号リフトの駐車場までマイカーが上がれるようになりました。一応リフト利用者のみ、ということになっているようです。
 ここからはブナの美林を登り、ダケカンバの林を抜け、ゆっくり登ります。足元にはアリドオシランヒメカイウなど珍しい花が咲いています。さらに登ると、左側に湿原が現われ、キンコウカなども咲いています。この先がデビオス峰。ここから猛烈な岩場をよじ登り、さらに歩くと三ツ池に出ます。ここには、高山植物がいくつか生えています。さらに高原のトラバース道を登ると、やっと山頂です。山頂には誰もいませんでした。

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山頂でランチ

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キヌガサソウの花はもう終わり
子房が膨らんで、萼が緑がかっていました


 さっと山頂で写真を撮って、ランチを食べて同じ道を下ります。途中にはぬかるみもありましたが、よければ問題ありません。蚊などの不快昆虫もおらず、無事下山。すでにリフトの運行はなされておらず、車まで歩いて戻ります。長い山歩きでほとほと疲れました。筋肉痛になりそうな予感もします。
 汗だくになって、筋肉痛もありそうなので、温泉施設の「花咲の湯」で入浴、群馬銘柄豚のロースカツ定食、追加で群馬銘柄豚のホルモン焼きを食べました。ホルモンは臭みを消そうと、香辛料やショウガなどを使っておらず、シンプルな味付けでしたが、もともと新鮮だからか、ホルモンの部位ごとそれぞれ味が濃く、おいしい夕食でした。
 真夏なのに、山の上は涼しくて、気持ちのいい1日でした。

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ブナの原生林がとても美しい

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武尊牧場のヤナギラン群生地にて

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上州銘柄豚のホルモン焼き


Canon EOS-M
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
Canon EF-M18-55mm f/3.5-5.6 IS STM

テーマ : 山の花
ジャンル : 写真

tag : 武尊山 アリドオシラン ヒメカイウ

最近出た本

 最近仕事をした本を紹介します。

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山と渓谷社の登山雑誌「ワンダーフォーゲル」
大峰と清津峡のコースを紹介しています。


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「小学館の図鑑NEO 花」
写真をいくつか提供しています

テーマ : 自然の写真
ジャンル : 写真

目黒の科博付属自然教育園

真夏の科博付属自然教育園

 真夏の科博付属自然教育園に行ってきました。真夏といえ、けっこう花が咲いています。昨日よりましとはいえ、それでも暑かったです。入り口の建物内では植物画コンクールの作品展をやっていました。去年も見ましたが、大人の作品もいいのですが、実は小学生の作品が味があっていいのです。
 ミソハギ、ソクズ、イヌヌマトラノオ、ミズタマソウなどのたくさんの花が咲いています。中でもミソハギがいい状態でした。暑いと思ったのですが、そこそこ来場者もあり、日本人の自然を愛し、学ぼうという気持ちを感じました。

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都会にある緑のオアシス
目黒の自然教育園

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ミソハギ(Lythrum anceps)
きれいに咲いていました

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マンリョウ(Ardisia crenata)の花
これが冬に赤い実を見せてくれます

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マンリョウの花アップ
よく見ると、粒々模様が付いています

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フシグロセンノウ(Silene miqueliana)
まだ咲き始めです
フシグロセンノウの花色は独特です

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ヤブラン(Liriope muscari)
まだ咲き始めでほとんどは蕾でした

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科博付属自然教育園の売店で私の本が売っていました
ありがたいです

Canon EOS-M
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
Canon EF-M18-55mm f/3.5-5.6 IS STM


●いつも読んでいただいているみなさん、拍手していただいているみなさん、ありがとうございますた。

テーマ : 自然の写真
ジャンル : 写真

tag : ヤブラン マンリョウ ミソハギ フシグロセンノウ

サガリバナ 西表島

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サガリバナ(Barringtonia racemosa)

 サガリバナサガリバナ科の木本植物。マングローブ植物のように、満潮のときに海水に浸かってしまうような場所よりも少し乾いた場所を好み、その少し陸地側を好む。マングローブ林の後背湿地に生える植物なのです。時に樹高5m以上になる小高木。サガリバナの葉は長さ30cm程度で長い。花は直径4~5cm。花色は白から桃色。花弁は4個で、花が咲いた日に雄しべとともに落ちる。長さ20~60cmの花序がある。一度にひと房全部咲くのではなく、3回程度に分かれて咲く。サガリバナの花期は6月中旬~7月下旬が中心。奄美諸島以南の島に分布。

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サガリバナの花が流れてきた

 西表島には、サガリバナは多く、全島で見られる。あちこちの川でサガリバナを見るツアーを行っています。しかし、ただのツアーでは、サガリバナの写真を撮る時間もチャンスもありません。それで今回は小型船をチャーターし、たっぷり時間を使ってゆっくり花を見ることにしました。船が小さいので小回りが利き、すぐそばまでよることも可能です。
 サガリバナを見に行くときには、朝の5時30分ごろ出発します。満月に照らされた、まだ暗い海からボートで出発し、川の奥まで入っていきます。段々明るくなっていきます。たまにサガリバナの甘い香りがしてきます。サガリバナは咲き始めの夜8時(20時)頃より、朝のほうが香りを出すようです。ひとつ、またひとつとサガリバナの花が流れています。サガリバナの木の下にはたくさんの花が集まっています。
 ジャングルに囲まれた川を進むと、あちらこちらにサガリバナが咲いています。ボートを寄せてもらって、じっくり撮影します。本当に大きい花です。香りも良いし、虫もたくさん来ています。何度見てもいい花です。
 7月中旬になっていたので、今回は開花のピークは越えていましたが、それでもたくさんの花が見られました。サガリバナは何度見てもいい花です。他の場所ではサガリバナの果実も見られました。果実は核果です。

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まだ暗い海をボートは走る
マングローブ林を抜け、ジャングルに入っていく

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たくさんのサガリバナの花が流れる

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チャーターボート
リュウキュウアカショウビンも出てきたし、
右に左に見るものがたくさん
小さい船なので水面に近いのがいいですね

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ピンク色の濃いサガリバナ
花の下にある蕾は明日咲きます

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花序は長いのですが、蕾が多いです
このサガリバナは翌日がいいのでしょう

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サガリバナの果実
これが水に落ちて、流れて増えてきます
核果なので触ると硬いです


Canon EOS 5D Mark II
Canon EOS-M
Canon EF24mm F2.8 IS USM
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
CANON EF-M22mm F2 STM

テーマ : ボタハイ植物写真講座
ジャンル : 写真

tag : 西表島 サガリバナ

西表島 お土産には石垣島のジューシーカマボコ

石垣島ジューシーカマボコとは

 西表島の帰りには、いつも買って帰るものがあります。それはジューシーカマボコブラックジューシー。しかし名前だけではいったいどんなものかまったく想像がつかないのでは、と思います。カマボコは蒲鉾と想像つきますが・・・。沖縄では、さつま揚げのようなものもカマボコと呼びます。それではジュージーとは何でしょうか。
 ジューシーとはぞうすい(雑炊)のことです。発音が微妙に違いますが、実際発音してみると、思ったよりもよく似ています。ジューシーは雑炊といっても、本州で言う雑炊のように水分の多いものだけではなく、炊き込みご飯のようなものもジューシーと呼ぶようです。
 ジューシーカマボコとは、炊き込みご飯をさつま揚げのような薄皮でくるんだおにぎり状のものなのです。ちなみにブラックジューシーはカレー味のジューシー(炊き込みご飯)をイカ墨で黒く染めた魚肉でくるんだオニギリ状のものです。どちらもおいしく、他では食べることができない地元食品です。

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金城カマボコジューシーカマボコのパッケージ

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袋から出すとこんな感じのジューシーカマボコブラックジューシー

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ジューシーカマボコをカットすると、中からジュシーが現われます

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ブラックジューシーはちょっとグロテスクですがこれもおいしいです
 
 

テーマ : 自然の写真
ジャンル : 写真

tag : ジューシーカマボコ ブラックジューシー 石垣島 金城カマボコ

西表島 ヤシガニ

ヤシガニに遭遇

 西表島は、イリオモテヤマネコの保護のために、車の走行速度は40キロに制限されています。そんな西表島で、夜ご飯を食べて、島の西部にある白浜まで帰ります。レンタカーを運転していたときのこと。道路上を照らすライトに、何か大きな岩か枯葉のようなものが光りました。西表島にはモモタマナなど長さ30cmもある大きな葉があり、その枯葉が道に落ちていることがよくあるのです。一瞬「枯葉かな?」と思いましたが、その物体からは強い緊張感のようなものが感じられました。駐車のサインを出して、車を道路脇に停めます。法定速度で走っていましたから簡単に停まります。
 車を降りて、近寄って見ると、なんとヤシガニ!なんと体長30cm弱のヤシガニです。ヤシガニはもちろん、こんな巨大な野生の甲殻類は初めて見ましたが、なかなかの迫力です。ヤシガニも急にヘッドライトに照らされて緊張しているようで、動かないままこちらをうかがっています。捕まえたいと一瞬思いましたが、やめました。つい本能的に動こうとしてしまいました。いけません。
 とにかく長い滞在でしたが、西表島は色々な生き物を見ることができてなかなかおもしろいです。

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巨大なヤシガニ
ヤシガニはカニではなく、ヤドカリの仲間です
足の数が違います

テーマ : 自然の写真
ジャンル : 写真

tag : ヤシガニ 西表島

八海山の夏山

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今日の八海は霧の中
これはこれでいい感じ

 2日連続のNHK文化センター青教室の講座です。昨日と違い、歩きも楽しむ講座です。このため標高差のあるも歩きます。今日は八海、往復ロープウェイを使うので、下時間が決まっており、午後雨の予報もあり、ゆっくりできずに、のんびり写真は撮れません。まあそれでもいくつかの写真が撮れました。
 山そのものは、曇りでガスが出て、展望は得られず。上信越国境の山らしく、暑い山歩きでした。八海山は多くのピークがありますが、今回は一番手前のピークの浅草岳まで登りました。とてもいい山歩きです。
 帰りにはAコープと地酒の酒屋に立ち寄りました。Aコープでは、新潟の地元野菜でピーマンに似たトウガラシの「カグラナンバン」や、甘くおいしいトウモロコシ、名物の枝豆、ナスなどの夏野菜をたっぷりと購入、地酒は主に南魚沼の「高千代」の純米吟醸酒を購入。ザックは行きよりもはるかに重くなってしまいました。


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少し登山コースから外れた場所にある漕池
モリアオガエルの卵隗が残っていました

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ハナヒリノキ(Eubotryoides grayana var. grayana)
一見地味な植物です

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花はよく見ると美しい
蕾の口を突き出したような形がかわいい

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ジガバチソウ(Liparis krameri)
山の奥の深山にひっそり咲いていた
ラン科

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ジガバチソウの花のアップ
虫のような形をしている

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ミヤマツボスミレ
葉の形は丸いが、葉の表面の微毛は現場で確認していません

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ミヤマカラマツ(Thalictrum tuberiferum )
谷川岳などと同じく非常に小型のタイプのミヤマカラマツ

Canon EOS 5D Mark II
Canon EF24mm F2.8 IS USM
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト

テーマ : 山の花
ジャンル : 写真

tag : ジガバチソウ ミヤマカラマツ

霧ヶ峰の夏

霧ヶ峰

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車山を望む

 NHK文化センター青山教室の講座で霧ヶ峰に行ってきました。ここにみなさんをお連れするのは3回目でしょうか?今回は車山肩から車山湿原、八島湿原まで歩くコースです。人の少ない地味なコースのはずですが、たくさんの登山者とすれちがいました。天気は上々、花はたくさん。なかなか充実した山歩きでした。買い物がほとんどできなかったのがちょっと残念ではありますが・・・。

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シシウド(Angelica pubescens)の花が咲いていた
茎や葉裏の葉脈に毛が多い
ウドと違って食べられない

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ネバリノギラン(Aletris foliata)の花
これでもちゃんと咲いている
触るとべたべたくっつく

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ハクサンフウロ(Geranium yesoense var. nipponicum)
萼片に伏毛が少ない

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カラマツソウ(Thalictrum aquilegiifolium var. intermedium)
花がカラマツの葉に似ている
白いのは雄しべ
花弁は開花とともに落下する

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キンバイソウ(Trollius hondoensis)
八島湿原にはキンバイソウが大きい

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広々とした八島湿原

テーマ : 高山植物
ジャンル : 写真

tag : 霧ヶ峰 ネバリノギラン ハクサンフウロ キンバイソウ

西表島の植物 グンバイヒルガオ

グンバイヒルガオ

 西表島の白い砂浜に生えているのが、このグンバイヒルガオ。葉っぱの形が軍配のような形をしているのが特徴です。海岸植物ですので、葉は厚く、艶があります。花色は紅紫色で、白い砂浜、青い空、エメラルドグリーンの海、明るい緑色の葉と非常にカラフルな世界に生えています。

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西表島に咲くグンバイヒルガオ
葉に特徴がある

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グンバイヒルガオの萼や花茎はすっきりした形

tag : 西表島 グンバイヒルガオ

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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