FC2ブログ

アンデス山脈の植物 1 ロゼットビオラ アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)

アンデス山脈の植物  1

ロゼットビオラ 
アトロプルプレア・スミレ
(Viola atropurpurea)



アタカマ高地から降りてきて、
また標高をあげていきます。
今度はアンデス山麓に向かいました。

アンデス山麓も乾燥していますが、
山が近いほうが雪や雨が降り、
植物がはるかに多いです。
目立つ大きな花が多いのですが、
アンデス山脈で一番気になっている花は
ロゼットスミレ(ロゼットビオラ)です。
以前にも見たことがあるのですが、
未だ見たことがない種類に出会いたかったのです。

今回見たのは、
アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)
いくつかある、ロゼットスミレの中でも
松かさみたいな形になる、変わったスミレです。
土と岩礫が混じる斜面を好み、
土が動いてしまうような、
普通の植物が住みにくい環境を好みます。
茎を伸ばして、埋まらないようにしています。
ロゼットの直径は5cm程度ですが
直径10cm近くになる場合あります。
高さは10cm程度。
葉は一見、多肉植物のようですが、
葉には長い柄があり、
スプーンのような形をしています。
これがうまく重なり合って、
茎の中心部には、
大きな空間があり、
温かい空気や、湿り気を逃がさないようになっている、
温室植物のようです。

18-11-30_portillo-chile-0535.jpg
ありましたありました。
ロゼットスミレ、ロゼットビオラ
画面の中心に、小さな渦のようなスミレが
生えているのがわかりますか?
アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)


18-11-30_portillo-chile-0197.jpg
アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)
たくさん咲いています。
風船のようにパンパンに膨らんでいるようですが、
中はスカスカです。
葉は渦を巻いているのです。


18-11-30_portillo-chile-0513.jpg
アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)
上から見ると花は紫褐色です。
丸く咲きます。
中心部分は窪んでおり、
雨が降ったら、中心に水を集め、
茎を伝って根元に集中させているのでは
ないでしょうか。

18-11-30_portillo-chile-0274.jpg
アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)
花を撮影。
チョコレート色のスミレ!
なんてすてきなんでしょう。
花は直径8mm程度。
葉の間かららせん状に飛び出して咲きます。
雌しべの先端は大きくT字に開きます。
側弁には白い毛がたくさん生えています。


18-11-30_portillo-chile-0189.jpg
アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea)
花のアップ。
ロゼットスミレも花はスミレですね。
柱頭の先端がT字、
というより矢じり形になっています。
葉の縁の赤いラインがきれいです。
葉の端は、膜状になって、
これが、温室の空気を逃がさない、
透明なカーテンのような役目を
しているのではないでしょうか。

Canon EOS 6D MarkⅡ
Canon EF24mm F2.8 IS USM
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
Canon MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
Canon スピードライト270EX II






スポンサーサイト



テーマ : 世界の植物
ジャンル : 写真

tag : アンデス山脈 アトロプルプレア・スミレ(Viola atropurpurea) ロゼットビオラ

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

11月 | 2018年12月 | 01月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


最新記事
プロフィール

高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード