関東にもあったムサシアブミ

ムサシアブミ(Arisaema ringens)

 ムサシアブミ(武蔵鐙)の鐙とは、日本古来の馬具のひとつで、馬に乗るときに足を置く部品のことでスリッパのような形をしています。ムサシアブミの仏炎苞を、上下さかさまの鐙に見立てて名付けられました。命名当時、馬具は武蔵の国の名物である、とされており、このために「武蔵」の名前が付いています。「武蔵」は関東地方の一部を指しますが、実はムサシアブミは名前に「武蔵」と付いていても関東地方には少なく、むしろ関西~九州に多い植物です。私も関東ではまだ、ムサシアブミを見たことがありませんでした。数は少ないとは言っても、ムサシアブミは関東地方にも自生しており、ぜひ関東でムサシアブミを見たいと思っていました。
 ところが、先日自分のフィールドと思っている場所を歩いていると、なんといつも歩くコースから数m横の歩道に入ったところでムサシアブミが咲いていたのです。いつも歩くコースではないですが、すぐそばを数回歩いたことがある場所です。植物は「見れども見えず」「あると思って見ないと見えない」「灯台下暗し」といつも思っていましたが、まさにその通り。うれしくもあり、恥ずかしくもあり、思いがけない発見でした。そんなムサシアブミ、堂々としたいい花でした。

_MG_6078.jpg
ムサシアブミはサトイモ科の植物
大きなみつ葉が特徴
 
_MG_6046_20130414113222.jpg
仏炎苞の筋が入った場所とその下の茶色の部分は
くっついているのですが、
まるで別のパーツのように見えます

●ボタハイ通信
4月19日加賀ボタハイは予定通り行います。
お申し込みありがとうございます。
スポンサーサイト

テーマ : 里山の植物
ジャンル : 写真

tag : 里山 ムサシアブミ

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


最新記事
プロフィール

高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード