ガラ・デ・レオン アタカマ砂漠の花

LLanos 470
ガラ・デ・レオンの全体像
かなり変わった形です
花が満開ならどんなに美しいことでしょう

ガラ・デ・レオン アタカマ砂漠の花

ガラ・デ・レオンはスペイン語ではGARRA DE LEON。
ユリズイセン科・・・ユリズイセン科とはアルストレメリアの仲間。
レオントキル オヴァレイ(Leontochir ovallei)

チリで、いや南米大陸で、いや世界で一番美しい花だ、とチリ人は言う。
チリ人は自国愛が強いので、すぐにそういうことを言うのですが。
そこを差し引いても美しい花です。
いや花だと思います。
なにせ満開の花は見たことがありませんから。
でも今回一輪だけ花が咲いているガラ・デ・リオンがありました。
不思議な迫力があって美しい花です。
アルストレメリア(アルストロメリア)と同じユリズイセン科です。

花は9月下旬に咲き始め、11月まで咲くようです。
その開花期にあわせてチリのアタカマ砂漠に行ったのですが、
残念ながら今年は2週間ほど遅れているとのこと。
「葉しか見られないよ」といわれてしまいました。
しかし、今回のアタカマ砂漠の旅の大きな目的がこの花です。
「やってみなければ」の精神で探してみます。

草は長さ20~100cm。
30cmを越す個体は横に這って伸びます。
花は変化が大きいものの、20~30個程度がひとつの花茎に球状に咲きます。
花色は赤~朱色。
茎は根本から一本出ます。
葉は多数、地面に対し垂直に伸び、螺旋形になります。
葉の長さは10cm程度。

現地ではアタカマ砂漠を代表する植物のように思われていますが、
実際はアタカマ砂漠でも、限られたほんの一部にしか生えない植物。
カルデラから、バジェナールまでの海岸山地の谷や岩ガレの斜面に生えます。
あるところでは群生していますが、
どこにでもあるというものではありません。

今回は千以上の個体を見ましたが、
皆つぼみばかり。
数時間歩いて、さらに数百mの標高差を登って、
やっと一輪だけ咲いているのを見ることができました。
運と、危険な岩場を登る体力と技術、
あきらめないで探し続ける粘りが揃って、
やっと見つけることができたのです。

ガラ・デ・レオンとはスペイン語でライオンの爪という意味です。
次回は絶対に満開の状態の花を見てみたいです。
また、アタカマ砂漠に行かなければいけない、と強く思いました。


2287878222.jpg
ガラ・デ・レオンの花
苦労に末に探した花です
今頃はたくさんの花が満開になっているでしょう
満開になると直径20cm近い花束のように咲きます

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テーマ : 世界の植物
ジャンル : 写真

tag : アタカマ砂漠 ガラ・デ・レオン

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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