ボルネオの植物  ツボウツボカズラ(Nepenthes ampullaria) 壺に住むカエル

ツボウツボカズラ(Nepenthes ampullaria ネペンテス アンプラリア)と
壺に住むヒメアマガエル(Microhyla nepenthicola


ウツボカズラばかりですいません。
ボルネオ島で一番面白かったのがウツボカズラなのです。

一番面おもしろかったのは、このツボウツボカズラ
(Nepenthes ampullaria ネペンテス アンプラリア)

このツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)は、
基本的に食虫植物ではありません。
壺の中でありなどの昆虫がおぼれていることはありますが。
昆虫を消化する能力もありません。

食虫植物のウツボカズラは、
壺のふたに甘くよい香りの分泌物を出します。
それに比べ、ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)は、
壺のふたがそっくり返っているので、雨水がたくさん入ってきます。
袋の中は他のウツボカズラのように酸性ではなく中性です。

ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の壺の中を覗くと、
中には蚊の幼虫のボウフラが発生しています。
ボウフラを壺の中で住まわせて、
糞などの排泄物を養分としているようです。

さらに驚くべきことは、このツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)は、
壺の中にカエルを住まわせているのです。
なんとツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の壺の中に
卵を産んで、オタマジャクシになるまで暮らすカエルがいます。
世界でもマレーシアの
ボルネオ島サワラク州クバ国立公園だけの固有種です。
壺に住むカエルはネペンティコラ・ヒメアマガエルMicrohyla nepenthicola)。
大人になっても1cmにも満たない小さなカエルです。
ネペンティコラ・ヒメアマガエルの大人は見られませんでした。
壺の中を覗くと、オタマジャクシや卵はたくさんありました。

ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の壺は大きくなります。
手のひら大、250cc程度は貯められそうです。
ボルネオの先住民はこの壺に米と水を入れて、
ご飯を炊くそうです・・・。

16-12-14_kriaspeatswamp-malaysia_0384.jpg
野生状態のツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の株
2m近くに立ち上がっています。
茎の上の方には壺が全くできていません。
ここでは蔓にならずに自立しています。
茎の根元近くには
ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の壺があります。
ボルネオ島サバ州のKlias Peat Swamp Forestクリアスピートスワンプにて。

16-12-14_kriaspeatswamp-malaysia_0270.jpg
ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の雄花序。
おもしろい花です。
ウツボカズラは雌雄異株。

16-12-14_kriaspeatswamp-malaysia_0282.jpg
ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の茎上部にできる壺
下が尖り気味
もっと漏斗状になることもあるらしい

16-12-17_kuba-malaysia_0176.jpg
ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の壺
地面近くに密生します。
後ろに蔓状の茎が伸びています。
食虫植物ではないので、
壺の中にはボウフラやオタマジャクシがいました。
サワラク州クチンのクバ国立公園にて。

16-12-17_kuba-malaysia_0155.jpg
ツボウツボカズラ(ネペンテス アンプラリア)の壺の中。
ネペンティコラ・ヒメアマガエル(Microhyla nepenthicola)のオタマジャクシ。
もっと、いろいろなステージのオタマジャクシがいました。
サワラク州クチンのクバ国立公園にて。

Canon EOS M3
Canon EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM 
CANON EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
Canon EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM





スポンサーサイト

テーマ : 世界の植物
ジャンル : 写真

tag : ツボウツボカズラ ネペンテス・アンプラリア ネペンティコラ・ヒメアマガエル Microhyla nepenthicola

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -


最新記事
プロフィール

高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード