最近読んだ本

 土曜日なのに、天気がこんなにいいのに、一日どこも行かずにパソコンに向かって以後とをしています。写真を撮っていないので最近読んだを紹介します。

銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイアモンド著 草想社文庫 上下巻

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銃・病原菌・鉄 表紙はインカ帝国皇帝アタワルパに手をかけるスペイン人の画

 久しぶりに興奮して、もっと読みたい!と強く思ったです。今までもやもやしていたことが、なるほどと腑に落ちました。の内容は、「白人はたくさんのものを発達させられたが、パプアニューギニアの人間はなぜ発達させることができなかったのか?」という疑問から始まっています。それと同じような対比で、「なぜアメリカ先住民のインカ帝国はスペイン人に征服され、なぜその逆は起こらなかったのか?」などの疑問を検証します。
 人類が今のように広がったの出発地点は、氷河期が終わった13000年前で、大きな違いができたのはなぜか、それは人種の違いによるものか、それとも南の温暖な場所の人間は労働意欲がないからなのか、という問いに延々と答えるのがこのの内容です。答えを簡単に書くと「たまたま条件がよかった」ということになってしまうのですが、その「たまたま」の条件を進化論的に説いているところが一番すばらしいところです。これは「なぜライオンがパタゴニアとアフリカ、そして北米にいるのか」という疑問に答えてくれ、さらには植物の分布にまで思いを馳せることができる考え方です。
 著者がアメリカ人であるためか、ちょっと西洋寄りの考え方、説明であることや、翻訳が不正確なためにわかりにくいこと、など気に入らない点もありますが、すばらしい名著です。自然科学、歴史、文化に興味があれば是非お読みください。


「わたしの山旅」槇有恒著 岩波文庫 
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「わたしの山旅」岩波新書

 マナスル日人初登頂時の登山隊の体調として有名な槇さんのです。山歩きの楽しみとは、山歩きの喜びとは、ということを、槇さんの生涯の山旅歴に書き連ねた名著です。槇さんの人柄が伝わってくるとともに、山は発見の喜びがあり、思索する楽しみがあることを再確認することができます。
 もちろんこの本は、登山史の研究対象としても一級品です。日本アルプス登山黎明期はどんな恰好であったか、どんなしすてむであったか、などがよくわかる第一級の資料でもあります。私は槇さんの「山を愛尊び、山を愛し、大とともに生きる」という言葉が大好きです。

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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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