カムチャツカのチシマヒナゲシ

 晦日です。一日雨だったため、一日デスクワーク。ホームページ「フィンデルン」の書き換えをしたり、夏に行った取材の仕事の現像をしたり。こんな時期しか、ゆっくり自分が撮った写真と向き合えません野でそれはそれでいいのですが。

カムチャツカ植物図鑑 チシマヒナゲシ(Papaver miyabeanum)  

kamuchatka-russia_2012-07-12_64938.jpg
チシマヒナゲシ

 日本の利尻島にあるリシリヒナゲシにそっくりですが、花の開き具合や直径3cm以上もある大きさ、葉の形、質感、毛の多さなどが違います。カムチャッカ半島のアヴァチャ山にはたくさん生えています。写真は2012年7月にロシアのカンムチャツカで撮影したチシマヒナゲシ。一応チシマヒナゲシ(Papaver miyabeanum)としておきますが、よい資料がなく、もしかしたら違うかもしれません。
 有機物がなさそうな、火山の砂礫地に生えています。崩壊を続けている斜面に生え、すばらしい生命力。7月中旬ですが、花はもう終盤といった感じでした。
 まことに残念なのは、利尻島の利尻岳山中の登山道付近で見られるリシリヒナゲシのような植物は、チシマヒナゲシなどの雑種で、リシリヒナゲシではないとのこと。利尻島の道中でリシリヒナゲシそっくりなヒナゲシが咲いていますが、これはリシリヒナゲシではなく、チシマヒナゲシなどの雑種です。街中に植えている間はいいのですが、問題は本来の自生地である利尻山の山中にこのチシマヒナゲシ(リシリヒナゲシモドキ)の種をまいて増殖してしまったことです。これは重大な遺伝子汚染を招き、激しい自然破壊です。知らないでやったのかもしれませんが、知らないでやったことは罪なことです。自然の中に植物や動物を戻すことは絶対にやめましょう。
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高橋 修

Author:高橋 修
植物写真家、高橋修です。
野生植物を中心に、日本各地、世界各国へ。
多摩丘陵、多摩川、谷川岳、赤城山がホームグラウンド。
海外ではスイス・アルプスなど。
ホームページもご覧ください。
http://www.findeln.com/

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